渡部恒三 衆議院議員
37期国会発言一覧

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渡部恒三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは渡部恒三衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院37期)

渡部恒三[衆]本会議発言(全期間)
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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 衆議院本会議 第4号(1984/02/08、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) 医薬品、医療機器等に関する井上先生の御指摘は、きわめて重要な問題であります。厚生省といたしましても、医療費適正化対策の一環として、薬価基準の適正化、診療報酬の合理化等を図るほか、医薬品流通の適正化等種々の対策を講じております。今後とも、これらの対策を強力かつ総合的に推進するため、医療機器の共同利用についても地域医療計画の具体化の過程等で検討してまいりたいと考えております。  医療制度の問題でありますが、御指摘のホームドクター制は、国民一人一人が日常の健康管理、相談にあずかる医師を持つということであり、医師と患者との信頼関係ということもあり、大変重要な望ましい方向である……

第101回国会 衆議院本会議 第9号(1984/03/09、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) 働く意思と能力のある高齢者にその能力と経験を生かした職の確保を図ることは、高齢者の生活の安定と生きがいのある生活を保障する上で極めて重要であると考えております。このような考え方に基づき、厚生省としては、老人福祉対策事業の一環として、都道府県社会福祉協議会等に高齢者無料職業紹介所を設置し、六十五歳以上の高齢者について就労のあっせんに努めておるところでありますが、今後ともこれら施策の一層の推進に努めてまいる所存であります。(拍手)

第101回国会 衆議院本会議 第14号(1984/04/03、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  我が国の医療費は、人口の急速な高齢化、疾病構造の変化、医学医術の高度化等により根強い増加傾向を示す一方、経済成長は鈍化し、今後医療費と国民の負担能力との間の乖離が拡大していくおそれがあります。  また、厳しい国家財政の状況下で、国庫による各医療保険制度間の不均衡の調整機能を維持することが困難となってきております。このような状況に的確に対応し、本格的な高齢化社会に備え、中長期の観点に立った医療保険制度の改革を行うことは緊要の課題となっております。  今回の改正は、このよう……

第101回国会 衆議院本会議 第18号(1984/04/17、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) 国民年金法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  我が国の公的年金制度は、国民皆年全体制のもとで着実な発展を遂げ、社会保障の中心的な制度として国民生活において重要な役割を占めるに至っております。しかしながら、近時、我が国の社会経済は、人口構造の高齢化の進行、産業構造、就業構造の変化等により大きく変動しつつあります。これに伴い、年金制度のよって立つ基盤そのものにも重大な変化が生じております。  年金制度は、国民が安心して老後生活を営んでいく上で最も重要な柱であり、このような社会経済情勢の変化に的確に対応しつつ、長期的に安定した制度運営が維持され……

第101回国会 衆議院本会議 第19号(1984/04/19、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) 児童扶養手当法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  児童扶養手当制度は、死別母子世帯に対する年金制度の補完として昭和三十七年に発足し、これまで母子福祉年金にあわせて逐次改善が図られてまいりました。しかしながら、制度発足から二十年以上を経過した今日、年金制度の成熟とともに、母子福祉年金の受給者はほとんど消滅する一方、離婚が年々著しく増加し、今や母子家庭の大宗は離婚による母子家庭で占められるに至っております。これに伴い、児童扶養手当の受給者数は昭和五十九年度で六十万人、これに要する財政負担も二千五百億円という巨額に達する見込みであります。  今……

第101回国会 衆議院本会議 第20号(1984/04/20、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) ただいま議題となりました厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  厚生年金保険の事務を初めとする社会保険関係事務は、地方においては都道府県の地方事務官によって処理してきたところでありますが、この地方事務官制度は、人事権及び予算権が厚生大臣に、業務上の指揮監督権が都道府県知事に属するという変則的な制度であるため、その改革についてさまざまな議論が行われてまいりました。  さきの臨時行政調査会の答申におきまして、地方事務官制度はこれを廃止し、社会保険関係事務については、大部分は国において処理し、地方公共団体が完結的に処理し得る福祉年金……

第101回国会 衆議院本会議 第30号(1984/06/19、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡部恒三君) お尋ねの薫蒸剤の残留検査の検体に関する御質問については、ただいま農林水産大臣からお答えしたところであります。  臭化メチルにより薫蒸処理された米の安全性問題については、本年五月二十八日開催の食品衛生調査会残留農薬部会において、たんぱく成分のメチル化を含めて調査審議が行われ、その結果このような米の摂取により人の健康に影響するものとは考えられないとの結論をいただいておりますので、御安心をください。  なお、厚生省としては、このような調査審議を踏まえ、米についてより一層の安全性を確保する観点から暫定基準を設定することが適当であるとの当部会の結論に基づき、直ちに暫定基準を設定……

渡部恒三[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院37期)

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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 決算委員会 第2号(1984/03/05、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 ただいま御決議のありました医療保険制度における適正な医療の保障につきましては、医療保険制度の改善充実、各般の医療費適正化対策等を推進してきたところでありますが、今後とも必要な施策の充実強化に努めてまいる所存であります。

第101回国会 社会労働委員会 第2号(1984/02/23、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 先般の中曽根内閣の改造により、厚生大臣に就任いたしました渡部恒三であります。  社会労働委員会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  厚生行政は、本格的な高齢化社会を目前に控え、厳しい局面を迎えておりますが、委員の先生方の常日ごろからの種々の御配慮をいただき、深く感謝をいたしております。  私は、厚生行政には全くの素人でありますが、委員の先生方の御指導をちょうだいして一生懸命頑張りますので、よろしく御指導のほどをお願いいたします。  所信表明をさせていただきます。  今日、我が国の経済は、多くの西欧先進国がインフレと失業のはざまで苦しんでいる中で、二度にわたる石油ショ……

第101回国会 社会労働委員会 第4号(1984/03/29、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 私は、厚生大臣に就任いたしまして、私どもに与えられた最大の職務は、人々の生活に、国民の皆さん方の生活に不安なからしめる基礎的条件をつくり上げていくことだと思っております。そして、今先生からお話しがありましたように、特に社会の弱い立場の人々のために働かなければならないと決意をいたしております。
【次の発言】 やはりこれは国民全体でやらなければならないことでありますから、お互いの連帯の気持ちと、またそれぞれの自助の努力と、言うならば自分より恵まれない立場の人に対する温かい思いやり、また感謝の気持ち、こういう人間のとうとい気持ちと物が一体になったとき、社会福祉の花は咲くものと考えてお……

第101回国会 社会労働委員会 第6号(1984/04/05、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 これは言うまでもありませんが、食品添加物問題、今先生からも御指摘があり、政府側からも答弁しましたように、これはあくまでも安全第一でございます。ただ、国際化する流動的な時代の変化とか、また国民の食品に対するニーズの変化、多様化、こういうものの中で、安全第一という前提で、これは私の前の大臣の時代でありますが、十一品目について行われたわけでありますが、私はこれらのものはすべて安全第一、これを前提にして行われたものと思っておりますし、また今後についても、いろいろな問題が起こってくるでありましょうが、私どもは、食品衛生の行政に当たっては、まず安全第一ということを前提にしていくことは当然で……

第101回国会 社会労働委員会 第9号(1984/04/19、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 先生御指摘の御意見と、私も全く同じ意見でございます。
【次の発言】 私は、社会保障というものは、国民の皆さん方の生活の不安をなからしめる、そのための基礎的な要件を国がいろいろの施策で行っていくことであると考えておりますから、まさに国民生活の中の不安ということになりますと、先ほどから先生お話しのように疾病の不安、これは非常に大きいものでありますから、その不安をなからしめるような条件をつくっていく、これは国の責任であると考えております。
【次の発言】 まさしく御高説のとおりでございます。
【次の発言】 これは先生にお言葉を返して恐縮なのでございますけれども、医療制度、特にこの健康保……

第101回国会 社会労働委員会 第13号(1984/05/10、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 先生からいろいろ御心配をちょうだいいたしておりますが、私どもは、考えに考え抜いたあげく、長期にわたって国民の健康を守るための医療保険制度を揺るぎなきものにするためには、この方法が最善のものであると考え改革案を出しておりますので、今こそ政府は、国民のために勇気を持って、この国会でこの法案を成立させていただくようにお願いを申し上げなければならない、こう思っております。
【次の発言】 私は、医療費の適正化というものは、必要な受診は妨げない、しかしむだな医療費は節減していただく、こういうことだというふうに解釈しております。
【次の発言】 これは、国民を代表する国会で御審議をちょうだいし……

第101回国会 社会労働委員会 第17号(1984/06/21、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 私どもは国会の会期のうちに、私どもが国民のために必要であると考えて出した法案でございますから、それぞれ議了賜るものという前提で本案を出しておったわけでありますが、その後今日のような状態になってしまいましたけれども、できるだけ早く議了をしていただいて、関係の皆さん方にできるだけ迷惑をかけないような処置をとってまいりたいと思います。
【次の発言】 先生御指摘のように、原爆というものが人類史上にかつてないむごたらしい人類に対する被害を与えたことでありまして、このようなことは人道上、今後の世界の歴史の中に許されてよいことでもありませんし、私どもは、二度とこういう悲しい惨禍がないように努……

第101回国会 社会労働委員会 第19号(1984/06/28、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 中村先生から大変大事な問題、御指摘を承りました。これはみたまが安かれと願う気持ちは同じでございまして、そのためには御遺族の皆さん方が、やはり納得のできるような解決が大事だと思いますので、そのために私どもこれからも全力を尽くして頑張っていかなければならないと思います。  なお、ただいま御指摘の事実関係については政府委員から答弁をさせたいと思います。
【次の発言】 先生、御心配をいただいてありがとうございます。  実はせんだって、韓国の被爆者代表の方がわざわざ私のところを訪ねてくれまして、大変に喜んでくださっておりました。私も皆さんに喜んでいただけるように一生懸命やらなければならな……

第101回国会 社会労働委員会 第21号(1984/07/05、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 池端先生から、社会保障の予算確保のために御心配をちょうだいいたし、大変ありがたいことだと思っております。  ただ、御承知のように国全体が「増税なき財政再建」という基本的方針を国民的な合意のもとに今進められている中でありますから、これらの厳しい財政条件というものを無視するわけにはまいりませんけれども、しかし、そういう中で、私どもの抱えておる社会保障の予算はいわば国民の生活の基本に関するものであって、金がないからことしはできないから来年に待てというようなわけにいかないものが非常に多いのでありますから、私どもは、来年度も必要なる社会保障のための予算は確保しなければならないという強い決……

第101回国会 社会労働委員会 第24号(1984/07/12、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 私は、この委員会でも幾たびか申し上げておりますように、私が今国会へ提出をさせていただきました政府原案をもって最善のものと考えております。ただ、議会民主政治でございますから、政府は提案いたしますけれども、これは議会の皆さん方の御承認を得なければ政策となり得ないわけでございますから、国会で先生方のお取り決めになったことには従わざるを得ませんが、私自身の考えでは、私が出した今回の政府原案をもって最善のものと考えております。
【次の発言】 先生御指摘のように、社会福祉のお金というのは、毎日毎日の国民の生活に係っておるものでございますから、予算が幾ら厳しくても、今年休んで来年に回すという……

第101回国会 社会労働委員会 第26号(1984/07/19、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 原爆の投下による我が国がこうむった被害はまことに甚大なものがございます。しかもこれは、世界の人類史上にかつてなかった経験であり、また二度とこのような経験をこの地球上に行ってはならないことであります。  私は、その原爆によって受けた被害者の皆さん方が、今日までそのために受けてきた傷の大きさというのを先生方からお聞きするたびに、大変なこの問題に対して解決しなければならない多くの問題を痛感いたします。  私どもは、そういう意味で、原爆に関する二法というものをつくって、これが他の戦災とは異なる放射能被害という、その人が生存している限り大きな生命に関する問題を残しておるという特性にかんが……

第101回国会 社会労働委員会 第28号(1984/07/25、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今先生のお話をお聞きしておりまして、私は、心情的には先生のお話を十分に理解できるのでございます。また、私もそれに共鳴すると申し上げても言い過ぎでないかもしれません。それから、現実に行政を担当しておる立場から申し上げますと、今政府委員からお話しいたしましたように、これは非常にデリケートな外交上の問題を避けて通れませんし、また、恩給法等との横並びの法理論上の問題等があり、今政府委員から極めて消極的な答弁をせざるを得なかったのでありますが、しかし、これはまた一面、人道的な立場から考えると看過できない問題でもございますので、ひとつ今の先生の人道的な心情というものを酌み取った中で、どこま……

第101回国会 社会労働委員会 第29号(1984/07/26、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 先生御指摘のように、年金の改革、一日ともゆるがせにできない極めて重大な問題でございます。国民皆年金、国民皆保険、これは我々の国民生活を支える車の両輪のようなものでありますから、いずれが大事かというよりは、いずれも極めて重要な問題であり、早急な審議を私ども政府の立場ではお願いをしなければならないのでございますが、健康保険法の改正がたまたま五十九年度の予算に一番深いかかわりを持つということで、健康保険法の改正を先に審議をお願いしたわけでございます。これがなかなか審議が進捗しないことから、今世紀最大の社会保障の重要法案ともいうべき年金法の御審議を、このような時期にお願いすることになっ……

第101回国会 社会労働委員会 第30号(1984/08/01、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今先生からお話しがありましたように、私ども「完全参加と平等」ということを基本テーマにして今後の対策を進めていくのでございますが、その中では在宅福祉といいますか、やはり肉親に囲まれたりあるいは隣近所の人たちに囲まれて、いわゆる人間と人間との心の通う中で幸せというものはあるわけですから、これは可能な限り在宅福祉ということを進めてまいりたい。  ただ、これは、障害の程度によってどうしても施設でなければならないし、また施設の方が本人にとってよい条件という場合もありますけれども、在宅で可能なものはそういうふうに進めたいということ。そうなりますと、当然住宅の問題等も都市部では特にございます……

第101回国会 社会労働委員会 第32号(1984/08/07、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 ただいま議題となりました児童扶養手当法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  児童扶養手当制度は、死別母子世帯に対する年金制度の補完として昭和三十七年に発足し、これまで母子福祉年金にあわせて逐次改善が図られてまいりました。しかしながら、制度発足から二十年以上を経過した今日、年金制度の成熟とともに、母子福祉年金の受給者はほとんど消滅する一方、離婚が年々著しく増加し、今や母子家庭の大宗は離婚による母子家庭で占められるに至っております。これに伴い、児童扶養手当の受給者数は昭和五十九年度で六十万人、これに要する財政負担も二千五百億円という巨額……

第101回国会 大蔵委員会 第34号(1984/07/13、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今、たばこの健康に与える問題で、先生から大変御心配をいただいて、ありがたいことだと拝聴しておりました。特に、今度専売公社を民営にするというようなことになりますと、先生御指摘のように、今まで持っておった一つの節度というものが自由競争というようなことで失われるようなことになっては大変でありますので、私どももこのことについては、民間に変わることによってどうなるのかということに大きな関心を持っておりました。  たばこと健康の問題は、先生御心配のようにたばこの吸い過ぎが国民の健康に好ましくない、特に肺がん等に大きな影響があるということについては、私はもう国民的な合意ができておると思います……

第101回国会 予算委員会 第3号(1984/02/14、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今回の医療保険制度の改革は、今、総理が御答弁申し上げましたように、本格的な高齢化社会に備えて我が国の社会保障制度の基盤を揺るぎないものにするために行われようとする本格的な改革でありますが、この改革によって保険料の負担水準を現在程度の水準にとどめつつ給付と負担の両面における社会的公平を図るということがあります。  具体的には、医療費適正化対策の推進、九割給付の実施により乱診乱療等を排除し、医療費の規模を適正な水準にするということ。また、退職者医療制度の創設により被用者OBの福祉を増進するとともに、国民健康保険制度の過重な費用負担を軽減し、制度間の負担の公平を図る。また、被用者本人……

第101回国会 予算委員会 第4号(1984/02/15、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 矢野先生の大変貴重な意見でございまして、私も厚生大臣に就任しまして、物と心の調和ある福祉ということで、今御指摘のようなホームヘルパーの増員あるいは勤務時間の縮小、またボランティア活動を積極的に推進する、これらの問題を進めるように督促してまいりましたが、まだまだ十分と考えられませんので、いわゆるソフトの面での心のこもった福祉の増進にこれから努力をしてまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいまの医療機関と福祉機関の間に第三、中間機関的なものがあってよいでないか、またそこで働く人たちを必要とするものではないか、大変貴重な御意見であります。ただ、医療の面と福祉の面と法制上の問題、ま……

第101回国会 予算委員会 第6号(1984/02/17、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 ただいま大内先生がおっしゃるとおりに、大変重要な問題でありまして、厚生省が最初にお願いした数より今の医科大学の定数ははるかに突破している状態で、御承知のような心配もあります。これは与党の機関の方からもいろいろ御心配をいただいておりますので、これは長期の時間を要する問題であります、将来の問題でありますから、近く検討委員会をつくりまして、六十年度の政策に反映させるように努力してまいりたいと思います。
【次の発言】 お話しのように、私が厚生大臣に就任しまして、概算要求で話しておったのは二割負担とかあるいは入院時の負担とかあるいはビタミン剤その他を使わせないとかいろいろな点がありました……

第101回国会 予算委員会 第7号(1984/02/18、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 二見委員御質問の体外受精の問題、これは、おっしゃるとおり、不妊症に苦しんでいる夫婦にとっては確かに朗報かもしれませんが、しかし、それ以上に、これは人間の尊厳という面からはかり知れない社会的な影響あるいは哲学の問題を含んでおりますので、これは単に現在の医学的な面とかそういう面だけで解決できない面がありますので、今厚生省としては生命と倫理に関する懇談会というものをつくりまして、幅広い立場で検討してまいりたいと思います。
【次の発言】 難病対策に御理解を賜りまして、ありがとう存じます。  今の児童扶養手当の問題でありますけれども、これは稲葉委員にぜひ御承知願いたいと思いますのは、この……

第101回国会 予算委員会 第8号(1984/02/20、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今御指摘のようにいずれ極めて近いうちに高齢化社会が参りますと、保険を納める人数が少なくなって、給付を受ける人数が多くなるわけですから、年金の負担がふえる、あるいは保険負担の問題等も心配されているわけであります。したがって、せめて医療保険の分は掛金をこれ以上ふえないようにとどめたいという願いから、今回保険改正の改革案を出しておるわけでありますけれども、年金についても、これももっと大きな問題になりますので、まず厚生省としては、年金の大宗を占めておるところの国民年金、厚生年金、船員保険、これを共通した基礎年金として発足させるように、今度の国会で法案を提出するつもりであります。  また……

第101回国会 予算委員会 第9号(1984/02/21、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 中国残留同胞の皆さん方に大変思いやりの深い御心配をちょうだいしております。戦後三十八年、確かに年齢とかそういうことを考えますと、これは一日もおくれてならない問題でありますので、今援護局長からお話がありましたが、厚生省としては人道上の立場から、まず肉親捜し、また、帰ってこられた皆さん方が祖国で定着して楽しく生きていけるように定着センターをつくりましたし、これらの問題にこれから全力を投じて頑張っていくことを申し上げさせていただきます。
【次の発言】 御心配をちょうだいしておりました、難民条約によって五十七年一月一日から国民年金の適用を原則的には受けることになっておったのですけれども……

第101回国会 予算委員会 第10号(1984/02/22、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今御指摘の二つの審議会、これは昨年の夏の概算要求のときから数度にわたって懇談会の形で内容を審議し、いろいろ御審議を懇談会の形で願っております。これは予算の伴わない内容のものではこちらが責任を持って諮問もできないわけであって、正式に諮問をするのは、これは予算編成ができ上がって、われわれが自信を持てる内容になって諮問をするというのが今日までのいろいろの省においても慣例になっております。  また、今の答申を尊重するかというお話でありますが、もちろん諮問をいたすのでありますからその答申を尊重させていただくのは当然でありますが、その内容等については、これは私はまだ答申を受け取っておりませ……

第101回国会 予算委員会 第14号(1984/03/01、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 御指摘の問題でありますけれども、私どもは、二十一世紀の今後増大する高齢化社会に備えて医療保険制度をより確実なものにするために今回の改正を行っておるのでありまして、第一の私どもの考え方は、今の国民の皆さん方の医療費の保険料率、いわゆる負担をこれ以上なるべくふやしたくない、そのために医療費の適正化を図る、また国民の皆さん方に健康に対する関心を持っていただき、また厚生省としても、今度の五十九年度の予算でも、マイナスシーリングという極めて厳しい情勢でありましたけれども、この国民の健康増進のための予算は大幅に増額をするというふうに、二十一世紀の将来展望に備えて国民の健康を守り、国民の医療……

第101回国会 予算委員会 第15号(1984/03/02、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 児童手当についてお褒めをちょうだいしたのでありますけれども、これは行政改革の際に行われた所得制限の強化によって大幅にサラリーマン受給者が減少するということが予想されましたので、その激変を緩和する臨時応急の処置として、全額事業主負担によっていまお褒めをいただいたような処置をとったわけであります。したがって、これを国庫負担によるところのその他の手当にそのまますぐに横並びに適用させるということには、これはいろいろな問題があるかと思います。しかし、今お話しのように実態に即して弾力的処置をとっていくというのも、政治にとって極めて大事な問題であります。御指摘の問題は大変貴重な御意見でござい……

第101回国会 予算委員会 第16号(1984/03/03、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今御指摘のお話を聞いて驚いていますけれども、七三年は確かに二百ドルでありますけれども、このときから我が国は社会福祉元年と言われて、与野党を通じて社会福祉を進めるように努力してまいりまして、八〇年ではILOの統計でも千ドルを超えて、今や西欧の水準に追いつこうとしておる状態であります。そういう点からいえば、正確な記載ならば、むしろ、七三年に二百ドルであった社会保障が今や国民的努力で千ドルを超して、西欧に追いつき追い越そうとする我が国の社会福祉の進み方を正確に書いていただくことが望ましいと思っております。
【次の発言】 カネミ訴訟、これは一審では御案内のように勝訴になっております。今……

第101回国会 予算委員会 第17号(1984/03/05、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 中国残留孤児の問題、大変お心にかけていただいてありがとうございました。きょう、お話のように五十名のうち二十三名身元が判明いたしまして大阪に行ったわけですが、私も、今度五十人の皆さんがおいでなったのを機会に、現場に二度ほど行ってまいりましたが、援護局の職員が非常に一生懸命やり、また、報道関係の皆さん方が大変な努力をしておりますけれども、しかし、三十九年の歳月というものの長さをしみじみため息をつくような思いで考えるほど、肉親捜しは困難をきわめております。これはやはり、国民的な幅広い皆さん方の御協力がなければ実現できません。来年は百八十人やろうと思っておりますので、先生のなお一層の御……

第101回国会 予算委員会 第18号(1984/03/09、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 中国残留孤児の皆さんの問題で大変積極的な御意見を賜りまして、大変ありがとうございました。  実は、今回五十人の訪日がありまして、私も二度ほど現場に参りまして、援護局の職員やボランティアの皆さん方が一生懸命肉親捜しに協力しておる姿を目の当たりに拝見しておりましていろいろ考えさせられましたが、特にやはり戦後三十九年というこの歳月の長さということ、これが非常に困難をきわめておりまして、これは一厚生省だけでどんなに一生懸命やっても解決する問題ではありません。特に報道関係の皆さん方、先生は大先輩でございますけれども、また、国民の幅広い皆さんの御協力によってのみこれは進むことができることを……

第101回国会 予算委員会 第20号(1984/03/29、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 今のお尋ねのことですが、小針さん、これは私の選挙区の福島県の西白河郡矢吹町の出身でございまして、昭和四十四年の十二月ですから今から十五年近く前のことになりますが、私が初めて衆議院の選挙に立候補するとき、非常に顔の広い、また親切な方でありまして、私を一生懸命応援してくださいました。具体的には、今お話しのありましたように、私はそのとき無所属でございましたから現職の政治家の方の応援を表向き受けられないという立場でありましたので、当時有名な芦田伸介さんとかそれから有馬稲子さんとか、そういう方を応援に派遣してくださいまして非常にありがたかったな、こう記憶をいたしておりますけれども、第二回……


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 社会労働委員会地方行政委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1984/07/09、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 先生御指摘の問題、これは大変大事な問題で、先般委員会で、これは当然お返しすべきものであるという法的な見解が示されておるのでありますから、審査減点後に超過払いになっている患者の支払い超過の分は返していくというのが原則であります。ただ、今政府委員からも答弁がありましたように、事務的に非常に煩雑になる問題であり、また金額的にも非常に小さな問題等もありますので、そのところはひとつある程度の常識的な数字である程度の線が引かれることはお許し願わなければならないと思いますが、これは原則としては当然返すべきでありますから、今後保険者が患者にその減点分を通知する等の指導をしてまいって、できる限り……

第101回国会 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1984/07/18、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 我が国の公的年金制度では、先生御指摘のように職域に応じて加入する制度が定まっておりまして、民間企業者は原則として厚生年金保険の適用とするのが建前でございます。その意味では、先生の御指摘のとおりでございます。  しかしながら、公社の経営形態が民営になった場合においてその適用制度をどうするか、こういうことについては、公的年金制度の再編統合の一環として、公共企業体共済と国家公務員共済とを統合するための法律が既に成立、施行されているということがございます。厚生年金保険と共済年金とでは給付要件等が異なっておりますので、適用の変更に伴い技術的に解決すべき困難な問題が生じてまいることもござい……

第101回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1984/03/10、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 昭和五十九年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。  昭和五十九年度厚生省所管一般会計予算の総額は九兆二千四百九十一億円余でありまして、これを昭和五十八年度当初予算額九兆六百十四億円余と比較いたしますと、一千八百七十六億円余の増額、二・一%の増加率となっており、国の一般会計予算総額に対し一八・三%の割合を占めております。  御承知のとおり、我が国財政を取り巻く環境には異例に厳しいものがあり、昭和五十九年度国の予算におきましては、制度の根本にまで踏み込んだ改革を行うなど経費の徹底した節減合理化に努め、特に一般歳出については、全体として前年度同額以下……

第101回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1984/03/12、37期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○渡部国務大臣 ただいま御指摘のありました問題、私も毎日、こういう問題が起こるたびに考えさせられておるのでありますけれども、人間の尊厳と生命の科学、これがどこで調和されるか、そして人間の幸せ、また人間そのものの倫理を守っていくかということで、非常に難しい問題をはらんでおります。  今お話しの問題は、おおむね文部省所管の大学の問題ですから、文部省が直接所管する問題でありますが、私どもも、先生御指摘の問題には非常に関心を持って、これから文部省当局ともよく相談をしてみたいと思います。  あと、具体的な問題は政府委員からお答えします。
【次の発言】 確かに御指摘のとおり、明治の改革が行われた際に日本の……



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