古屋貞雄 衆議院議員
27期国会発言一覧

古屋貞雄[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|
古屋貞雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは古屋貞雄衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
古屋貞雄[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 運輸委員会 第33号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 議長の御注意でございますから、私簡単に申し上げますから、答えも簡単に願います。  自動車局長にお尋ねしたいのですが、免許の申請が行われましてから、可否の決定により、免許するとかしないとか決定をいたしました今までの平均の期間、いわゆる申請から免許するかしないかの意思決定をあなたの方でなさるまでの平均の期間は、一体どれくらいでございましょうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 経過はいらない。結論だけでいいのです。
【次の発言】 私があえて承わりましたのは、国民は営業する自由を持っておるわけでございます。ことに交通関係ですから、公共福祉の立場から考えますと、これはすみやかに自由に……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/14、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は総理大臣にお尋ねしたいと思うのです。富士山頂の北富士演習場の問題ですが、御承知の通り富士山は世界の名山でもあるし、わが国の象徴として国民崇拝の的となっておる山であります。その山のふもとにおける今回の百五十五ミリ砲の実弾射撃に対する関係なんですが、これに対する現地との調整が議論になっておりますが、私はそういう問題でなくて根本の問題を総理から承わりたい。その理由はただいま申し上げましたように、世界の名山であり、しかも日本の国民の崇拝の的であり、わが国の象徴ともいわれる山であります。しかもこれは国立公園になっておるという事実があるのであります。従いまして国立公園として世界の人々が自由……

第22回国会 行政監察特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますから、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま石山君より提出されました動議に御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって篠田弘作君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長篠田弘作君に本席を譲ります。

第22回国会 内閣委員会 第8号(1955/05/19、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 さっきの江崎委員に対する答弁を聞いていますと、長官が前回この委員会で報告された事項と、山梨県知事が地元民に発表した事項が食い違っていますので、明確に一つ今度解決いたしました条項を御発表願いたいと思います。
【次の発言】 そこで一番問題になりますのは、被弾地区にしないという問題ですね。それはいつどちらから被弾地区にするという申し込みがあったんですか。あらかじめそういうことを今回の条件の中に加えて、こういうことになったのだからといって地元民を押える方便に利用したように考えられるが、これは合同委員会において協定された条項の中に、そういうことが入っているのですか、入っていないのですか。

第22回国会 法務委員会 第3号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 佐竹君から活動状況の御説明を要求しておるのですが、ついでに民間の人権擁護協会との関連、協力をしておるのかないのかというようなことともう一つは機構面の問題を今御質問がございましたが、予算の点もどのくらいであるかもできればついでに御説明していただきたいと思います。

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 われわれ国民は、憲法によって基本的人権を尊重されることは明らかになっておりますので、しかも特に新憲法におきましては、個人の人権の尊重が特段に具体的に列記されまして、一段の尊厳を現実に事実の上に保護するということを国民に約束されておるのでありますが、最近の世相から考えましてまことに人権がじゅうりんせられておる。しかもそれは人権を保護すべき立場における官僚の手によって著しく人権がじゅうりんされておる、かような関係がございまして、その点について本委員会におきまして特に具体的な事実をあげて大麻国務大臣に御質問申し上げたいのですが、この前の国会において逮捕状並びに逮捕請求をいたす場合に、司法……

第22回国会 法務委員会 第12号(1955/05/28、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私が質問を申し上げたいのは、選挙取締りに関する質問でございますが、大体公明に選挙の行われることが、民主主義発達のために一番必要なことでございます。そこで選挙違反につきましては、特に買収とか戸別訪問とかいう方面の取締りは非常に厳重にされておるわけでありますが、一番大切な選挙民の自由意思に基く公明な表明、適正な選挙という基本的な立場において考えますときに、団体的な圧力と申しましょうか、あるいは地方自治体の中に行われておる一つの機関が不当に活動をして、住民の自由意思に基く選挙の表明ができない状態に置かれておる。こういうことについてまず直接お取締りを願っている斎藤長官にお尋ねしたいのですが……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/06/06、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 稲田局長に承わりたいのですが、ただいまの報告の中に、学生部長並びに学生課長から説得をされた、こういうのですが、どのくらいの時間、どのような具体的な説得をされたのか、その点の御報告をもう少し詳しくお願いしたいと思います。なお当時交渉に参りました学生の代表の数、それから学生代表が、百名ばかり集まった学生に、総長との交渉経過を報告してから後の学生がどのくらい、どこにどういう工合に集まっておうたのか、もう少しこまかく御報告を願っておいた方がいいと思うのですが……。
【次の発言】 今度は国警の山口さんにお尋ねしますが、その当時二度に川端署の警官が出動しているようですが、もう少し具体的にお話を……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は司法行政についての裁判所の行政に関する関係をお尋ねしたいのですが、それはその責任がどこにあるかということが重大な問題でありまして、目的は責任の所在をはっきりしたい、かような意味で御質問を申し上げるのでありますが、その事実はかっての川口簡易裁判所の高井住男判事の職権濫用並びに懈怠事件に関する問題であります。すなわち三百九十四件の検事からの略式命令請求があったものを所定の手続きをしないで、四カ月以内に裁判をすることがきまっておるにかかわらず、これを怠ったという事件がございまして、被告に対する通知が四カ月以内にできませんので、遂にその事件は刑訴四百六十三条の二、同法附則の第七、第九に……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 商法の一部改正になりました根本の関係を聞きたいと思います。それは前回改正をいたしたときには、株主の新株引受権について有するとも有しないとも明確になっていないので、その点並びに定款の必要事項になっておつた関係上改正が行われるように改正要綱には書いてありますが、根本的なことをお伺いしたいと思います。それは株主の新株引受権に対する原則論ですか、原則として新株引受権はないのだ、しかし取締役会の決議によって与えることができるのだ、こういうような改正になるようですが、その前に、新株引受権があるという解釈をいたす場合にはいかなる弊害があるか、いかなるような不都合があるか。いわゆる資本の授権の問題……

第22回国会 法務委員会 第20号(1955/06/15、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 職員定員法の一部改正法案について御質問申し上げたいと思うのですが、この定員を減員する理由は、ここに御説明のように行政の簡素化だけにあるのですか。それとも予算の関係などもやはり相からまってなっているわけですか。
【次の発言】 私ども実際に裁判所の事務に関与いたしまする者から考えますならば、一般行政官庁と違って非常に慎重に仕事をやらなくちゃならぬ関係から、裁判所の職員は他の行政官庁のように、右から左に簡単に補填がしにくい特殊な事情があると思う。というのは、普通の官庁の事務と違いまして複雑な関係、しかも総合的に裁判に関係をするような、あるいは検察審査会の事務にいたしましても、相当訓練をし……

第22回国会 法務委員会 第21号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 この法律の改正は、国際関係に重大な関係を持ちますと同時に、非常に困難な実情にございますので、私は政府に対しまして、出入国管理行政の全般について御質問をしたいと思うのです。  まず第一に、入国管理局の組織、機構、職員の配置状況等をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 管理局自身の組織はどうなっておるのですか。
【次の発言】 それでこの第一線の職員などの配置についての改正をなさるというようなことをこれで言っておるのですが、第一線で一番困難な問題になりますのは、強制送還をするような場合に、何年も収容所に入れておくというようなものに対する問題等も、そういうものとの直接これに対する指導であ……

第22回国会 法務委員会 第24号(1955/06/20、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 実は私から御質問申し上げたいのは、三鷹事件の竹内の裁判が明後日に追っておることになっております。この事件は相当議論のある事件だし、国民が審理の内容について十分承知をしないけれども、こういうような重要な、重大犯人に対する裁判については非常な疑義がありますので、こういう事件については裁判所の態度並びに検察庁の態度といたしましては、法務大臣も努めて国民の納得の行くような方法、順序を経ていただきたい。裁判のことでありますから、裁判の内容に対してわれわれかれこれは申しませんけれども、裁判所並びに裁判所の運営に関係する法務省といたしましても、心がまえといたしましてはなるべく国民の納得のいくよう……

第22回国会 法務委員会 第30号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 弁護士法の一部を改正する法律案の構想がございますので、発表申し上げて皆さんの御研究をいただき、すみやかに本国会で改正の行われるように御配慮を願いたいと思うのであります。  その第一は、現在の弁護士法の中で第七条の一項及び二項でありますが、これによりますと、外国の方が日本に来て弁護士事務が行われるという規定になっております。従いまして日本の法律で定められた試験を受けなくとも、一定の資格がございますと日本で弁護士ができることになっておる。従いまして日本の法律の解釈、日本人の 人権の尊重並びに財産保護についても、外国の方がこれが担当ができる規定になっておりますけれども、外国のアメリカの例……

第22回国会 法務委員会 第31号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 椎名君の御質問に神近さんから御説明申し上げましたが、補足いたします。問題は性道徳の確立であり、倫理の確立でなければならないのですが、現在のような情勢になっておりますると、一般の方たちは売春をするということは悪いものであるという認識が非常に薄いのです。ことに日本の過去の封建制時代の思想にとらわれて、家のために娘が売られていくのは、これは家に対する自分の奉仕である、犠牲であるというような、基本人権から考えますれば、非常に誤まった考え方が相当日本にあるわけであります。しかるに国が刑罰においてこれを罰する、これは悪であるということの教育が今まではっきりしていないのです。一方において教育が行……

第22回国会 法務委員会 第32号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 最初に私は池上よし子さんにちょっとお尋ねしたいと思います。先刻トルコを脱出いたした原因が就業時間が長い、計算に納得のいかない点がある、体の自由がいわゆる束縛されておる、こういうことでありました。なおお話の中に、私は月に大体十一万円くらいざらに十二万円くらいは収入を得た、しかるに二カ月も働いておる間に五千円しか自分の前借は返されない、こういうことをおっしゃっております。また鈴木参考人のお話を承わると、業者とあなた方の分け前は四分六になっておる、さようになっておるにかかわらず五千円ということになると私ども納得がいかないのです。五千円くらいしか前借の弁済が行われていない、それから十一万円……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 少し関連してお尋ねしたいと思います。ただいま猪俣委員から御質問がございましたが、私は特に、文部大臣は時間がないそうですから端的に申し上げますが、日本の将来を背負って立つ青少年の将来に非常に重大な関係を持っております軍事基地の子弟に対する対策について伺いたいのです。私は参考までに、北富士山ろくの保健所に私どもお願いしまして、昨年あそこで売春をしております売春婦の年令、学校の教育関係等を調査いたしました。これはその保健所の報告書ですが、その中にこういう重大なことがあるのでございます。二十八年の四月、五月、六月でございますが、売春婦の中に十六才未満の売春婦を四月は四名、五月は二十一名、六……

第22回国会 法務委員会 第34号(1955/07/11、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 私は法務大臣に伺いたいと思います。先刻法務大臣から椎名委員の問に対して人権じゅうりんが行われる弊害が伴うのだという御答弁がありまして、本件の反対理由としてそれが問題になっているということでありましたが、私は人権じゅうりん問題はいかなる場合にも処罰法規にはつきものだと思っているのです。たとえばわいせつ罪にしても、姦淫罪にいたしましても、これの処罰法規には必ず人権じゅりんが伴うと思います。これは処罰法規があるからそういう問題が起きるのではなくして、むしろ直接捜査の第一線に従事する警察官なり司法警察官の立法精神に対する理解に問題があるので、やはりそうした人々の教養なり高い良識に私は待つ以……

第22回国会 法務委員会 第35号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 一点だけ関連して兼子部長にお伺いしたいのですが、二月の衆議院の総選挙で選挙の啓蒙運動に使った費用はどのくらいでありましょうか。そしてその方法は主としてどんな方法でやっておったか伺いたい。
【次の発言】 公明選挙運動という運動の実施者はどんな団体か、あるいは個人か、その選定はどちらでやっているのですか。
【次の発言】 その効果はどういうふうに考えられているか。今私どもは実際に選挙をやっておりますのに一つも効果がないと思うのです。これだけの莫大な金と労力を費しながら効果がない。ことにただいま御答弁がございましたような地方の実施しておる団体が、一政党に片寄ったり、一候補者に片寄った例もた……

第22回国会 法務委員会 第38号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 関連して。午前の参考人の供述を聞いておりますと、問題は、山田よりもむしろ山田をしてうそを言わしたというところに重点があると思うのです。一体最近巡査が勝手に逮捕状の疎明書類を偽造したり、人権を尊重する立場におかれる巡査諸君が非常に法律を蔑視している点がある。それでこれは刑事局長にお尋ねしたいですが、私どもはむしろ山田を起訴する前に今の二人の参考人を徹底的に調べなくちゃならぬと思う。今私どもの承わっておるところではいずれが真かわかりませんけれども、捜査していただく上において検察庁は公平な立場から見ますならば、むしろ山田を起訴する前にきょうの二人の平木君と岡地君の関係を厳重に捜査していた……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 本件は大分研究をされ審議をされたのでございますが、一番問題になります点を法務大臣に承わりたいのです。ただいま山本委員からの御質疑に対して非常にあいまいな御答弁がございましたが、私は時間がございませんから端的にお尋ねいたしまするから端的に御答弁を願いたいと思うのです。  私は人権を尊重するということが今日の日本において何ものにも優先しなければならない。人権を守らなければならない。憲法の規定によってさように信じますが、法務大臣はいかにお考えになるかということを御答弁願いたい。
【次の発言】 そこでただいま法務大臣は単純売春については処罰の対象にならない、むしろ保安処分とすべきだというふ……

第22回国会 法務委員会 第40号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 ただいま議題となりました接収不動産に関する借地借家臨時処理法案について提案理由の御説明を申し上げます。  終戦直後旧連合国占領軍の進駐を見るや、占領軍は直ちに不動産の接収を開始したのであります。この不動産接収は戦後の非常処置であったのにもかかわらず、日本国政府は土地工作物使用令のほかは特別の法律を設けませんでした。これがため民法における賃貸借の規定や、借地借家法等では、接収解除後の不動産に関する権利者間の紛争は処理し得られないのであります。  すでに平和条約発効後駐留軍に対する不動産の提供につきましては、行政協定に基く土地使用等の法律による不動産の提供が根拠法となっておるわけであり……

第22回国会 法務委員会 第41号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 法務省の御意見はただいま承わったのですが、ただ私どもこういうようなことをお尋ねしておいた方がいいと思うのです。せっかく、平賀参事官もおいでになったので伺いたい。平賀参事官はお役人であるにもかかわらず、この問題に終始反対しておった。各議員さんを歴訪したり、ある場所に行って法務省の今の意見を発表する前に御自分がこの法案に反対運動をしたという事実を仄聞するのであります。そういう事実があったかどうか、さようなことを法務大臣は御承知の上で本件の決定に従うことになったのかどうか、そういうことを御答弁願いたいと思います。いわゆるお役人さんでありながら本法案に対して議員さんのおるところあるいはその……

第22回国会 法務委員会 第43号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 弁護士法の一部を改正する法律案に関する趣旨を御説明申し上げます。  外国人弁護士制度は、旧法時代からありましたが、終戦占領という特殊事情のもとにその職務範囲が拡張されその要件が緩和されたものでありますが、この問題は独立後の今日においては、一面、国際的視野に立ちながら他面独立国にふさわしいように改める必要があると信じます。  すなわち、わが国においては、旧法時代には、日本の国籍を持つものでなければ弁護士になることができなかったのでありますが、現行法はこれを改めて、外国人であっても日本の試験に合格すれば、弁護士になり得るとしましたので、この意味において現行法はきわめて解放的となっている……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 法務大臣にお尋ねしたいのですが、実は来る八月六日に、広島並びに長崎に落されました原爆の十年の記念日が参るわけであります。従いまして、これは世界人類の中で日本民族だけが、原子爆弾のあの名状すべからざる悲惨な惨害を受けた。従いまして、これが世界の問題になりまして、原水爆の使用禁止に対する国民の世論は、数百万の反対署名が行われておりますのみならず、全世界におきましても、この残虐が人生で最も著しい残虐なものであるということになって、将来こういうような残虐な行為を世界から中止させよう、やめさせよう、そこに世界恒久平和の基礎が作られるものであるという重大な意義を持ちまする大会が来たる八月六日に……


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は、国際問題にも関係をしますし、人権問題にも関係をしますところの重要な案件であります外国人強制送還についてお尋ねしたいと思います。  この問題は、さきに問題を起しました浜松事件、これは、強制送還をされる被送還者が中華人民共和国に帰りたいという意思表示を明確にしておるにかかわらず、あえて強制的にこれを日本の政府が中華民国である台湾に送還をいたしました事実、それから、その次は、これとは逆に、中華民国の台湾に帰りたいというのにそれを中華人民共和国に送還をする、こういうような二つの矛盾した方法が行われまして、大きな国際問題を引き起しておりますので、この際、第一に、強制送還をする手続はどう……

第23回国会 法務委員会 第4号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○古屋委員 法務大臣にお尋ねをいたしたいのですが、今問題になっております第三国人の本国送還についての法務省の御意見をまず承わりたいと思います。  最近だいぶ問題になりました浜松事件、それから洪進山に関する事件、これを総括して考えますと、日本におきます第三国人の本国強制送還に対して問題になっておりますのは、台湾の国民政府と中華人民共和国の政府と、二つに対する国籍問題がからまりまして混乱の原因をなしておるわけであります。これと同じように、朝鮮におきましても、南鮮に帰りたい、北鮮に帰りたいという二つの関係がございまして、これについて政府が非常に御苦心されている事情はよく私も存じております。しかし、北……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○古屋委員 労働大臣の御答弁は、希望条件ということであるならよろしゅうございますが、希望条件でなくして、新聞に堂々と発表して、福島長官がそういうようなことの支払いをするという現実のことが記事に表われておる。これは新聞がうそだということなら別です。こういう事実が、特に特別な補償をあるいはお礼を出すということの記事が具体的に載っておりますので、その点を承わるわけなんですが、今倉石労働大臣は、特にそういう方たちは協力をしておるからお礼をするように研究をする、こうおっしゃるのですが、お礼をするとかしないとかいう補償の問題は土地収用委員会できめるべきものです。――政府がおそらくきめるのでしょうが、そうい……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 地方行政委員会 第61号(1956/10/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は最初に石井長官にお尋ねいたします。十二日、十三日の二日にわたる事案というものは、長官もテレビでもごらんになっておるはずだと思うのです。なお大麻国務大臣も、あとから質問をいたしますから十分お聞き願いたい。十二日のあの事実、それから十三日のあの事実、少くとも千人の重軽傷者を出したというこの事実は、非常に歴史的な汚辱、暴行事件だと信じます。従いまして、私の立場とか立場でないとか言わずに、冷静に人間としての御判断を願った事実の御答弁を願いたい。なお私ども社会党の立場からこうであるべしということでなくて、国会議員として国民の代表として私は承わりたいと思うのであります。ただいま石井長官から……

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○古屋委員 時間がございませんから率直に鳩山総理に承わりますが、まず第一に鳩山総理の政治的道義観念について私は簡単に御質問申し上げたいのです。  昨日のお喜びのあとのことらしいのですが、鳩山総理はごあいさつの中にこういうことをおっしゃっておるのです。これは私は非常に道義的に考えましても聞き捨てならない言葉だと思うのです。と申しますのは、現在の憲法九条に対する問題については非常な解釈上疑義がある。従って考え方が変っておりまする立場から、結論においては相いれない結論が出ております。言いかえまするならば、社会党のわれわれの解釈といたしましては戦力が持てない、交戦権を否認しておる日本の憲法であるから、……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は同僚勝間田君が先日だいぶ質問をしてきましたが、協力謝金についてもう少し掘り下げて疑義を明らかにしたいと思うのです。  そこでまず第一にお伺いしたいのは、小牧飛行場拡張について協力謝金をお払いになっておる事実があるかどうか。払われておるとすればどこにどのくらい払われておるか一応最初に明らかにしておきたいと思うのです。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしたいのですが、この協力謝金というものは、謝金を受けまするものが、拡張に努力いたして協力いたしたというその行為に対する謝金でしょうか。それともそれ以外にさらに何らかの施設並びに土地を提供する、こういうような行為が伴った場合に払っておられ……

第24回国会 法務委員会 第27号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○古屋委員 私も関連して二つだけ法務大臣にお答え願いたい。  御承知の通り、刑事訴訟法の原則といたしましては当事者主義が原則でございますから、この当事者主義を理想的に運営しなければならぬ義務が係官にあると思う。ところが、御承知の通り、起訴するまでには大体司法警察官並びに検事が一方的に起訴するあらゆる資料というものを集めておる。従って、今度公判にかかると、公判では弁護人の方から努めて被告の利益のための証拠を提出し、裁判所が十分にこれを聞いて、公平なる立場から御判断いただくということが原則なんです。ところが、実際の公判廷におきましては、非常に感情の強い検事さんが出てくると、自分の提出する資料あるい……

第24回国会 法務委員会 第30号(1956/05/07、27期、日本社会党)

○古屋委員 泉検事にお尋ねしたいのですが、毎日新聞と産経でございますが、この中に、辞職願を森島検事が出して、京都の検察庁で司法記者側に語ったところによると、として、こういうことが書いてあるのです。ただいま泉さんは、いろいろ指図したようなことはないとおっしゃっておりましたが、こういう新聞記者の記事がうそであるか、あなたがさようなことを実際に述べたのかどうか、その点を確かめるために、まず私読んでみます。「村松さんの逮捕は表面上、僕がやったことになっているが、実質上は中田刑事部長と二人で逮捕した。逮捕状をみせたのも刑事部長だ。村松さんを調べ終ったのは午後七時(去る三月一日)で一部分服装などについて偽……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○古屋委員 法務省の方に承わりたいのですが、さっき猪俣さんから質問したのですが、附則の四です。三条では、単純売春でも売春は悪いものだということを規定しておるのです。そうして、東京都条例の第二条によると、この単純売春を処罰しておるわけなんです。今の法務省当局の御答弁によりますと、立証が困難である、困難だから今はこの程度にしておくんだというような趣旨の御答弁でございましたが、現に、東京都条例あたりでは、これを罰するんだという規定があるものを、あえてここでなくして、これは罰さないぞということを宣言するのはどういう理由か、そこを承わりたい。私は、この今生まれようとする法律よりもさらに進んで単純売春でも……

第24回国会 法務委員会 第35号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○古屋委員 ちょっとお尋ねしたいのですが、防空法によって強制疎開をさせられた補償というのは、どの程度の補償を受けたのでしょうか。それは借地権に対する補償だけですか。その借地権を利用して商売をやったり営業をやったりしていた人は、相当生活の脅威を感じても、当時戦争中ですから、国民はこれに対して自由な権利主張ができない状況に置かれていた。たとえば、平賀さんはそうおっしゃいますが、私ども社会運動をやった者は治安維持法の弁護もさせられなかった。天下の弁護士が自分の職業の弁護である治安維持法の弁護も私どもは強制的にやらせられなかった。弁護士の職業に対してもそういう圧迫ですから、当時政府は弾圧を加えて徹底的……

第24回国会 法務委員会 第43号(1956/07/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して。安里君にお尋ねしたいのですが、スクラップを拾いに行って射殺された事件がございましたが、私どもが新聞や世界自由労連の調査した写真を拝見いたしましても、なお、翁長さんの御供述の中に、従来十万戸の家があったのに三千戸しか残っていなかった、その三千戸のあとの農民の居住家屋に対する敷地が軍用地に収用される場合に、これをブルドーザーでひっくり返したり焼き払ったという、この記録なども私ども承わっておりますが、私どもが人権問題で一番感じますことは、前に安里君もおっしゃられたスクラップの問題もさることながら、三千戸の中の一部としての居住家屋の敷地が軍用地にされるために、異議の申し立てについ……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○古屋委員 大蔵大臣にお尋ねをしたいと思います。  新聞で拝見しますと、台湾銀行の特殊清算人の保管中の財産並びに朝鮮銀行の同様な財産を政府の収入にするというようなことが新聞で書かれておるのですが、両銀行の特殊清算人の保管しておりまする財産は、現在は幾ばくでございますか、お尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 その中から特に政府がこの金を吸い上げて収入にいたすというような御方針がございますかどうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 納付金をもって吸い上げる法律を出したいということですが、朝鮮銀行にいたしましても、台湾銀行にいたしましても、いまだに整理が完成しておりませんから、残余財産……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は大蔵大臣と法務大臣に簡単に御質問申し上げたいと思います。実は先日私御質問申し上げるときに法務大臣がいらっしゃらなかったので、お尋ねしたいと思うのですが、鳩山内閣が成立いたしましてから後、特に官公吏の犯罪が多くなっております。御承知の通り三十年度が遺憾ながら終戦以来一番多い官公の起訴の件数を示しているわけであります。これは鳩山内閣の綱紀の弛緩した現実の証明だと私は思うのです。特に法務大臣のこれに対しましてのお考えを簡単に承わりたいと思います。官公吏の問題――これは特にあとからちょっとお尋ねしたいのですが、綱紀粛正の問題の大きな看板を掲げてこられましたその鳩山内閣が、結果においては……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 法務委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して私が長官に聞きたいのは、あなたの方の予算の明細書を法務委員会にお出しになっていただけますか。それで、お出しになれば、それをお出しいただいてから質問いたしたい。お出しいただいて直接ここでお尋ねしたいことがあるんです。
【次の発言】 それは調査官が地方で情報をまとめるために、いやがる者に無理に金を持っていって押しつけている事実があるんです。それから、これは本年の予算委員会で高橋次長さんにお尋ねしたのですが、答弁が出なかったのであります。高橋次長さんの答弁は、会計検査院にはおれの方のものは会計法に基く証明の裏づけである受取書はなくていいんだという答弁をしておる。これははっきりして……

第25回国会 法務委員会 第4号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は外国人登録に関して法務大臣にお伺いしたいと思います。外国人登録の目的は、御承知の通り、居住の関係、身分関係を明らかにいたしまして外国人の公正な管理をすることにあるのですが、同じ外国人でございましても、かつて日本人であり、日本の国民として納税の義務、兵役の義務を果し、さらに大東亜戦争には身をもって戦争に参加をさせられ、あるいはたくさんの徴用工として強制労働をしいられました朝鮮の方たち並びに台湾の方たち、これらの人々は、日本がポツダム宣言を受諾いたしました以後外国人としての取り扱いを受けておるのでございます。しかもこれらの人々は相当数日本におります。しかし、これらの人々は、ポツダム……

第25回国会 法務委員会 第5号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 今御説明になりましたが、伺いたいのは、もう敷地は準備ができておるし、長坂町は、できるだけの援助をしたい、すみやかに設置をしてもらいたい、こういう要望でございます。今御説明がありましたように、韮崎は数年前から設置することになっておりますが、いまだに設置してないというのは、地理的関係も甲府に近いということ、それから件数も少いというようなことを言っておりましたが、件数はむしろ長坂の方が中心になって多いわけであります。従いまして、敷地の選定もできておるし、できるだけの予算の援助もする、かような強い要望もございますから、具体的にどうか当局におきましても折衝をいたしていただきまして、すみやかに……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 それでは法務大臣にお尋ねいたしますが、まず第一に、昨日の毎日新聞、本日は東京タイムスその他に非常に大きな記事として載せられております大分県の菅生事件でありますが、この菅生事件につきましては、昨年、一昨年以来すでに、真犯人は、今福岡の高等裁判所で審理を受けております後藤外四名ではなくして、当時の現職警察官である市木春秋こと戸高公徳、この人間が真犯人であるというような申し出をいたしまして九州地方におきましては相当世間の疑惑を招いておる事件であります。従いましてその事件につきましては、昨年二十国会、二十四国会、二十五国会と、私どもは当法務委員会でも御質問申し上げた事件でありますが、これに……

第26回国会 法務委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○古屋委員 前回の当委員会で審議いたしました菅生事件についてだんだん調べて参りますと、非常に問題が重大性を帯びてますので、詳しい具体的事実について関係当局から御答弁を願いたいと思います、が、先に法務大臣にお尋ねいたしたいと思いますのは、本件の真相が明らかになりまして、国民の持っておりまする疑惑が解明できませんと、第一に捜査機関に対する国民の信頼を失うという重大な結果が起きるわけなんです。さらに、その結果、国民の従来持って参りました裁判に対する絶対的な信頼というものにひびが入るというような重大な関係でございますので、どうか慎重な態度で御答弁をいただきたい。  と申しますのは、私どもが調査いたしま……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して……。  今当局の御答弁を聞いていると、しばしば印藤事件や白鳥事件の引例が行われていますが、一体、白鳥事件の捜査はどこから始めたか、皆さん御存じだと思うのです。白鳥事件も、捜査はどこから端緒が出たかというと、やはり脅迫状なんです。両方とも脅迫状なんです。従って、本件の脅迫状は、それ自身捜査に一番重要なものです。そうでしょう。これを証拠でないということはどうしても考えられない。本件はこの脅迫状に基いて捜査すべきじゃないか。  それから、もう一つ私が承わりたいのは、証拠でないと言いますけれども、領置して証拠として送ったということを石井さんがこの前私に答弁しています。警察の方を調……

第26回国会 法務委員会 第25号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 非常にけっこうなことであると同時に、私どもはその趣旨に対しては大賛成ですが、やはりこれは刑事補償法の改正に持って参りますまでの暫定的な措置というお考えでやられているのか、その点をまずお聞きしておきたい。
【次の発言】 私もさように賛成いたします。非常にけっこうだと思います。やってみた上で、必要ならば本物にかえていく、こういう趣旨のようですから、まことにけっこうだと思います。

第26回国会 法務委員会 第27号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は、法務大臣がいらっしゃいませんので、刑事局長にお尋ねしたいと思うのですが、非常に具体的に申し上げますが、こういう場合にはりっぱに現行犯として逮捕しなければならぬだろうという点についてのお尋ねをするのです。  これは福島県の安達郡二本松警察署の管内なのですが、二本松町大字塩沢字四谷四十八番地に、農業の佐藤弥というのが二十六坪くらいの家屋に住んでおります。そうして、六、七反歩の農地を耕作し、さらにその付近にあった未開墾地の開墾を始めよう、こういうことで、昭和二十五年から今日まで農業をやっておるのですが、その家族は夫婦と次女並びに次男で四人の生活をしておったのです。弥の夫婦が留守中に……

第26回国会 法務委員会 第28号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して……。  今お話をいただきましたことについて、私はむしろ承服できないのです。明らかに誤判がありますばかりでなく、罷免まで受ける判事がおる。しかも、終戦前よりも、裁判官に対する監督と申しましょうか、あるいは気風の刷新と申しましょうかが相当欠けておるのです。ことに、私ども非常に驚くのは、訴追委員会に何千件と事件が来ておる。これは罷免するまでに至りませんが、時間中に碁を打っておって、弁護人から開廷を要求しても応じないとか、あるいは、その他の事件の判事が、検事の捜査に対して、出向いていって先に知らせるとかいうようなことがしばしばあるのです。私は今の五鬼上事務総長の確信を持っての御釈……

第26回国会 法務委員会 第29号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○古屋委員 努めてダブらないようにお尋ねしたいと思います。長官の御意見を承わりたいと思いますのは、やはり長官はた、だいま政府からお出しになっております原案に御賛成のような御意向でありますから、私、承わりたいと思うのです。  最高裁の従来の小法廷を、下級裁判所としての別の小法廷を設ける。この下級裁判所である小法廷を設けます結果、訴訟の促進にあらずして、むしろ訴訟が遅延する。従来の裁判所の三審制度に四審制度という新しい制度が作られるように考えられているのでございます。特に私御意見を承わりたいと思うのは、その小法廷の裁判について異議の申し立てができる、そうして大法廷である最終裁判所の判決を受ける、こ……

第26回国会 法務委員会 第33号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○古屋委員 問題になっております全購連の刑事事件でございますが、この問題は検察庁で捜査中でございますので、実は捜査の状況を見つつ今日まで質問もせずにおったのでございますが、会期も少くなりますし、さらに、本日の新聞によりますと、捜査がしぼめられるというような報道もございますので、これは非常に重要な事件でございますから、大臣並びに刑事局長にお尋ねしたいのですが、私どもが承知しておりまする筋では、全購連の含み資産を農民から全購連が収奪しまして、そうしてプールしたものを関係官庁やいろいろな方面に振りまいたということが一つと、もう一つ重要な点は、五月二日の毎日新聞によって報道されておりますようなことが事……

第26回国会 法務委員会 第34号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○古屋委員 なお、これは非常に大事なことなんですが、実は議運がいつも問題になるわけですね。議運万能と申し上げちゃ悪いけれども、形式功労旅行というようなことで外国視察に行っている。そういう問題と混淆されるおそれがありますので、ただいま委員長の御決意を承わりまして非常に私ども力強く思うわけでございますが、さらに一段と、私どもも努力いたしますが、議連に対する努力をお願い申し上げたいと思います。これは議論の余地がないと思うのです。こういう国民の人権に関する重要な問題なのですから、もちろんこれは異議ないと思うのですが、今の委員長のお話では、非常に困難なような気持もうかがえるわけなんです。従いまして、私ど……

第26回国会 法務委員会 第35号(1957/08/08、27期、日本社会党)

○古屋委員 唐沢法務大臣並びに正力国務大臣から御就任のごあいさつがありましたので、私は最近問題になっておりまする日本の国内の治安の大元締めといたしましての御決意、御方針だけを承わっておきたいと思います。  そのことは集約いたしまして三つになるわけでございますが、一つは、ただいま正力国務大臣からお話のごさいましたような、人権を尊重しながら社会悪をなくするためのお仕事をしておりまする司法警察官並びに検察官、その方面の方たちが職務に関して汚職をいたしておる事実がひんぴんとして最近あるわけであります。新聞を拝見いたしますと、西村金融事件に例を引きますならば、税務署の関係の方、その他汚職を調べる立場に立……

第26回国会 法務委員会 第36号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○古屋委員 私はきのう大臣に総論的な御質問を申し上げましたが、きょうは各論に入ってお尋ねしたいと思うのです、きのうは、私は、日本の労働運動に対する捜査権の介入、この介入がもし誤まって参りますならば日本の産業界に重大な影響を及ぼすということを申し上げたのでございますが、その点について二、三お尋ねしたいと思うのです。  人を縛ったり権力によって国民から税金を取り立てるような立場の人の、その地位を利用した職権の乱用、汚職事件というものは、そのこと自体が、国民全体にとって、法治国の立場から、日本の政府に対する信頼の失墜、特にこの捜査処分が国民の納得いかないような結論が出ますならば、捜査機関並びに司法部……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は外務大臣である総理大臣にお尋ねしたいと思うのですが、外務大臣は二月の四日に外交方針の基調について本会議で述べられておりますが、これはまことに重要でありまするから私読み上げますが、お聞きを願いたいと思うのです。「わが国外交の基調として政府が重視しておりますことは、アジア隣邦諸国との関係の強化であります。わが国とアジア諸国とは、あらゆる面にわたり、きわめて密接なきずなによって結ばれていることは、今さら申すまでもないところでありまして、政府は、これら諸国との懸案を解決して、各国との友好協力の関係を一段と強化することを、ぜひ必要と考えております。」云々という御発表をなされておりますが、……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 法務委員会 第1号(1957/11/02、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連……。  今の林君の御判断は自由なんですけれども、問題――は法務大臣に答弁していただきたいと思う。責任ある御答弁を願いたい。一番問題は、検察当局は勾留の必要ありという主張をされて、これは正しいという御議論のようですが、裁判所においてこれを却下しておるのです。その却下がけしからぬという御意見がありましたのですが、法務大臣がこれに対して答弁していないのです。その裁判所の却下を正しい正当なるものと信ずるか信じないか、簡単に御答弁願います。それでどちらが正しいかという問題が結論が出てくるのです。
【次の発言】 そうしますと、裁判所の決定を一番正しいものと信ずるという御心境ですか。この点……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は総理大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。  総理大臣が第一次、第二次組閣をなされましたつど、三悪の追放の公約を国民にいたしました。その着想はまことにけっこうなことでございまして、私どもも満腔の同意を申し上げ、これがすみやかなる実現を希望いたしておるのでありますが、現在の状況におかれましては、その三悪追放の効果は単なるから宣伝に終りまして、その実が上っていない、かように私どもは考えております。従いまして、私がお尋ねしたいのは、総理大臣は絶対にこれが実現をする確信と決意がおありになるかどうか、この点をまずお伺いいたしたいと思います。


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 商工委員会 第2号(1957/12/24、27期、日本社会党)

○古屋委員 同僚議員からだいぶ詳しい御質問がありましたので、私は要点だけで質問を終りたいと思います。  問題は、通産大臣がおらぬので、遺憾にたえないのですが、局長から御通知を願いたいと思うのです。実は、現在日本の一番当面している政治の中心は、国民生活の安定である。国民生活の安定ということは、経済問題でありまして、今、帆足君から言ったように、相当な食糧を買わなければならない。工業国の日本を建設するためには、原材料を買わなければならない。このことは、どうしても輸出貿易を振興させなければならぬという必然的に背負っておる日本の運命でありまして、これをどこに求めるかということが、問題になるでしょうが、わ……

第28回国会 法務委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○古屋委員 ただいま局長から御答弁があった不法入国者、その中にはいろいろの種類の方がおると思うのです。いわゆる政治的に自分の本国を否認して、本国の政治を快しとせずして日本に来た人、こういうような者があると思うのですが、調査の結果、そういうような区別はわかっておるでしょうか。
【次の発言】 もっと具体的にお尋ねしたいのですが、不法入国は朝鮮の方が一番多いようですが、その中で、朝鮮の自分の本国の政治をいさぎよしとしないで――その理由はたくさんございましょうけれども、一応そういうような考え方で日本に不法入国をした、そういう方があるように心得ておるわけであります。今月の文芸春秋には、鄭という署名入りで……

第28回国会 法務委員会 第5号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○古屋委員 関連して……。  今の法務大臣のおっしゃっているその法律的根拠は、さっき問題になった四条の関係ですか。その点をはっきりしたいという意味の質問があったが、今の希望に沿うようにという大臣の御答弁の法律の根拠はどこの何条文によるかということを一つ明確に御答弁願っておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、外務省の査証の関係において、ただいまの国際慣例に基くものだということになって参りますれば、今の適用で拡張解釈できる、こういう御見解のもとに実行しよう、こういうことなんですね。
【次の発言】 それでけっこうだと思いますが、二十二日に出かけまして、二十五、六日ごろ、たしか二十五日から……

第28回国会 法務委員会 第19号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○古屋委員 御質問の御答弁を拝聴いたしておりまして大体よくわかりましたが、私は、本件の暴力行為に対するお取締りをいたしまして、われわれの平安な生活をさらに安定をするための改正でございまするから賛成でございますが、そこで、一つ承わりたいのは、暴力ということなんです。暴力という現象形態だけに重きを置かれて、その暴力のよってもって起って参りました原因と申しましょうか、そういうものにも考慮されてこの改正法が出たのであるかどうか、まずその点を承わりたいと思います。
【次の発言】 私がおそれるのは、本件の問題の中で、かつて当時非常な心配をされまして、やかましい立法者の趣旨がその中に盛り込まれておるといって……

第28回国会 法務委員会 第21号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○古屋委員 刑法の改正並びに刑事訴訟法の改正につきまして、まず総理の根本的なお考えをお聞きしたいと思います。  総理は、内閣を組織されると同時に、三悪追放の声明を出されまして、これを国民に公約したのですが、そのことは今同僚の菊地君からも御質問がございましたが、もっと私は掘り下げて、申し上げたい一つは、それは歴代内閣の政治の貧困というところに原因があるのではないか。従って、まず第一に政治そのものの根本を改めていかなければ、私はこの三悪追放は不能であると思うのですが、総理、いかがでございましょう。
【次の発言】 そこで、総理にお聞きしたいのですが、刑罰でもって世を治めていくということは、私は、消極……

第28回国会 法務委員会 第22号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○古屋委員 三田村委員の御質問の要旨の根本において刑罰法規というものはできるだけ避けて、国民の良識と道義に訴えて一切の社会生活というものを規正すべきだという御議論には賛成でございます。ただし、守られる法益の大きい場合と、国民の自由を制約されます程度というものについての比較考慮が非常に必要であると思うのです。このことにつきましては、私どもの理想から申し上げますれば、刑罰というものは世の中から一切なくすべき、そういう時代をわれわれは考えておる。しかしながら、現実から申しますれば、これはわれわれの夢であり、理想であって、現実はこれを許さない。従いまして、やたらに厳罰に処して国民の自由を奪うというよう……

第28回国会 法務委員会 第23号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○古屋委員 私はもう前の委員の方からだいぶ御質問なり御意見を伺っておりますから、簡潔に申し上げたいと思うのです。  第一に先生方にお教えを願いたいと思うことは、百五条の二の問題、この百五条の二の問題は、お礼参りを防止するという目的のために新たに制定される規定でございますが、ここで承わりたいのは、まず第一に、基本的にわが国の刑事訴訟法の原則は当事者主義であるのみならず公判中心主義であるのでありますが、公判に持って参ります場合には、申し上げるまでもない、司法警察官、検事が証拠の収集に万遺憾なき方法を講じておるわけであります。従いまして、この過程においては、被告人または弁護人において実際上やれること……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○古屋委員 行政管理庁の長官にお尋ねいたしますが、従来、行政管理庁はとかくの批判がございましたので、はっきり申し上げますと、もう要らない機関ではないかという世論が非常に強くなっておるのです。行政管理庁の主要目的を達しておるかという一つの中心から考えて参りますと、どうも目的を達していない。いないのではなくて目的を達することのできない状況に置かれておる。こういうように考えておるのですが、やはり長官の方ではこれは必要な機関であるとお考えになるかどうか。その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私があえてお尋ねしたいということは、岸内閣が三悪の追放を公約されておりまするけれども、何と申しましても……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提案にかかる、昭和三十二年度一般会計予算補正(第3号)及び昭和三十二年度特別会計予算補正(特第5号)に対し、反対の意思を表明せんとするものであります。以下、その理由を陳述いたします。  第一に、補正予算に充当する財源の問題に難点があるのであります。政府の説明によりますと、三十二年度末において、いまだ歳出の使い残りが約二百億円、特に防衛費の繰延費は三十五億円あるわけであります。政府は、当然にこれらの財源を先に使うべきであります。わが党は特に再軍備反対の立場から、防衛費使い残りの削減を要求するものであります。しかるに政府案はこれらの当然使うべき財……


古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○古屋委員 ただいまの答弁の補足をいたしますが、十八歳未満の婦女に対する問題は、児童福祉法で特に併合罪になりまして、をれで処罰ができると思います。なお十三歳以下の者については特に重く刑法で罰することになっておりますので、その点で予防ができると考えておるのであります。  それから警察官の問題でありますが、この点は特に刑事局長並びに石井警察庁長官にもお尋ねしたのですが、現行犯の捜査をする場合に非常に困難な関係が伴うということでございますので、もしこの法律にそういう面について特段な人件じゅうりんが行われるならば、すなわち人権じゅうりんを保護しようというのにかかわらず、そのために取締り上人権じゅうりん……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会内閣委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/07/12、27期、日本社会党)

○古屋委員 一つだけお伺いします。翁長さんの報告によりますと、戦前に十万戸の住宅のあったものが、戦争によって破壊されて三千戸しか残っていない。かような状況でありますから、家を奪われることは非常に住民生活に重要な関係を持つわけであります。しかるに自由労連の諸君の調査報告を拝見いたしますと、伊江島の土地を収用する場合に、賃料だけに対する異議しか言えない。従ってこれに反対した者については、現に居住している家の土地を接収するために、ブルドーザーを持ってきて強制的にこれをすくい起した事実がある。従って居住者は住むに家がなく、天幕に追いやられたというような事実の報告がございまして、ただいま承わりますと、新……

第24回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第6号(1956/10/11、27期、日本社会党)

○古屋小委員 関連で……。
【次の発言】 私の質問したいことは、特に具体的に砂川の問題の現実に触れてお尋ねしたいのですから、長官一つお答え願います。  まず第一に、さっき猪俣委員からお尋ねいたしました第三条によるところの収用の問題でございますが、その点に関しまして私はお尋ねしてみたいと思うのです。これは私は砂川の具体的な実情を申し上げて御答弁願いたいと思います。憲法で保障されております国民の所有権の問題と、それから憲法二十五条によって保障されておる国民の生存権の問題と、この二つを調整いたしまして日本の土地収用法はできておるわけですが、今回の第三条に基く収用に関する基礎となりました条件の適正かつ……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○古屋委員 私は二つだけお伺いいたします。  先生の御議論の御趣旨は、憲法改正の発議は国会にある。従って調査会をこしらえたり、その基本の草案をこしらえるようなことを内閣自体に置くことは、憲法調査会設置法案と申しますか、そういうものがたとい国会において議員から発議されて決議されて、そしてそれを内閣に置くようになりましても、これは違憲である、こういうように私承わっておりますが、その点……。
【次の発言】 そうしますと、先生の御議論では、さような改正を前提とする調査会というものを設けるのならば、国会自体がさようなものを設けて、国会自体において研究し、草案を作り、これを国会に提出するということが、現在……

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○古屋委員 一、二点お尋ねいたします。重複するかもしれませんが、今の先生のお話を聞いておりますと、日本の現在の農業の現実から離れた経済理論に終っているように私には聞えるわけです。日本の農政の一番むずかしい点は、相当零細農である、それに対して、人口からいっても非常に率が多い、その農村の過剰労力が工業方面に十分に吸収されない、従って、その前提において、今の日本の農政をどうするかということが今問題になっていると思うのです。  そこで、食糧の自給度を高める面において、先生のお話のように、やはり近代農業化すということの推進が必要だと思うのです。今言っておるように、割り切っておるように、農村に余っておる労……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○古屋分科員 会計検査院のことについて質問いたしたいと思います。二十九年度の決算報告書を見ますと、大分不正不当支出等の金額が大きいようでございます。総額七十一億四千四百万円、件数にいたしまして二千二百四十六件。それからなお官公吏の犯罪がだんだんふえて参りまして、本年度は終戦後一番多い件数が、統計から見ますとあるわけでございます。これは、両方関連すると思うのですけれども、ただ私ども国民の立場から考えますと、税金を出しまするのについてはずいぶん苦労をして出しております。この税金が、正当に、しかも有効適切に使用されておるということが、国民の政府に対する信頼、あるいは今後税金を納めまする立場から考えま……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○古屋分科員 最初に公安調登庁の調査費用についてお尋ねしたいのですが、調査をなさいまする主たる調費の内容、具体的にどんなような調査をされて、どういう工合に調査されたものを処理されるか、大体でよろしゅうございますからお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 調査された結果を国会に御報告するようになっておりまするが、国会に御報肯されておりまする内容などは、主としてどんなことが報告されるのですか。
【次の発言】 大体それでわかったのですが、調査官が調査をいたしまするその具体的な調査報告というものは、何かただいま仰せになったような趣旨に基く調査官の調査報告は、定期的にまとめて報告でもされるように調査官か……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 法務委員会公聴会 第1号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○古屋委員 お尋ねをしたいのは、やはりこういう矛盾があるわけなんです。ただいまお話があったように、非常に人権は尊い、従って、どんなに期間をかけても真実を発見した裁判をしなければならぬ、しかし、一面には、あまり長くかかると、今度は民事なんかになりますと、政治経済の変動があって、最後の結論を得たときは価値がなかった、こういう二つの点に非常にむずかしい点があるのですが、私承わっております間に考えたのは、私どもの悩みなんですが、人間が人間をさばくという問題は、果してほんとうに真実が発見できるだろうかという疑問を国民はお持ちになっておると思うのです。そこで、たとえばチャタレイ事件の問題であるとか、あるい……

第26回国会 法務委員会公聴会 第2号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○古屋委員 岩松公述人に、政府との関係がありますから、原案の提案理由関係などから勘案しましてお尋ねしたいのですが、今回の改正法案の提案理由によりますと、法制審議会の答申に基いて立案したのだ、こういうことを書いておるのですが、今出されておる原案は法制審議会の答申と異なった案が出されておると私は思うのです。その点についてお尋ねしたいのですが、答申の第一には、最高裁判所の機構に関する点については、最高裁判所は大法廷または小法廷で審理、裁判すること、こういうような答申が行われておるわけです。ところが、今の御説明によると、最高裁判所の下級裁判所として小法廷を置く、こういうことに相なります。今回の裁判所法……

第26回国会 法務委員会公聴会 第3号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○古屋委員 これはお尋ねする必要もないと思うのですが、先生が同意された法制審議会の答申案の第一のところに、最高裁の問題について、最高裁は大法廷で審理及び裁判をすること、こうあるのですが、この点は、ただいま先生の御解釈のような、小法廷も大法廷も同列に置いて審査をさせるという、事務の、裁判の便宜上の区別をするというふうに御解釈になって御賛成になっておるのでございましょうか。ただいま私どもが審議しておりまするこの機構改革の原案には、下級裁判所として小法廷というものははっきりと区分されておるのですが、そうしますと、先生方の御賛成なされた趣旨とは少し違ってくるのじゃないかという感じがするわけでございます……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○古屋分科員 それでは、大蔵大臣に最初に御質問いたしたいのでありますが、数年前に問題になりました国有財産払い下げの問題ですが、富士山頂の払い下げの問題であります。当時大蔵省では、十二万坪の中の約四万九千坪くらいを払い下げて、あとは却下しておるわけでありますが、この却下に対します訴願の関係があり、最近名古屋の地方裁判所に、申請人でございました富士宮市の富士山本宮浅間神社の宮司でございまする佐藤東さんが訴訟を起しておるわけです。当時私どもは、富士八合目以上の十二万坪の国有財産というものは、ちょうど皇居前の広場のような、国民の全部の方のリクリエーションの場所とし、また日本の象徴でありまする富士山の問……



古屋貞雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

古屋貞雄[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|
古屋貞雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。