水田三喜男 衆議院議員
27期国会発言一覧

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このページでは水田三喜男衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

水田三喜男[衆]本会議発言(全期間)
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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第5号(1957/02/05、27期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 今年度の国際収支をどう見るかという問題につきまして、当初関係各省の間において十分論議が尽されたことは事実でございます。私どもの目標は、今年度の輸出を二十八億ドルにしたい、果して輸入が三十二億ドル程度でまかなえるか、これによって日本の物価を上げないで済むようなことになるか、あるいは産業拡大を阻害する結果にはならぬか、これがおもな議論の中心でございましたが、御承知のように、今、日本は原材料を相当たくさん手持ちしております、五億ドル以上の物資を持っておりますので、これを十分に活用することによって、そうたくさんの輸入をしなくても、あるいは済むんじゃないか。そういう結果落ちつ……

第26回国会 衆議院本会議 第6号(1957/02/06、27期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 春日さんの質問にお答えいたします。  まず第一に、中小企業の組織化に関しまして、現行法の改正か、もしくは新立法を行う意思はないかという御質問でございましたが、その意思は大いにございます。ただいまのところ、政府の考えておりますところは、現行の事業協同組合、あるいは信用協同組合、企業組合、これはそれぞれ存続させてさらにこれを強化改善するということをする一方、すべての業種にわたって中小企業に、共同事業、調整事業、この二つの仕事を同時に行うことができるような新しい商工業組合の結成を許す、そして、それに強い権限を与える、そういう道を開きたいという考えを持っております。そうする……

第26回国会 衆議院本会議 第29号(1957/04/05、27期、自由民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 中小企業団体法案について、その趣旨を御説明いたします。  政府は、中小企業問題の重要性にかんがみまして、かねてから各般の施策を講じてその解決に努力いたして参ったのでありますが、特に、中小企業の組織化によってその経営の合理化、競争力の強化等をはかることをその基本的対策の一として推進してきたのであります。御知の通り、中小企業の組織に関する制度といたしましては、中小企業等協同組合法による協同組合と、中小企業安定法による調整組合との二つがあるのでありまして、それぞれ、前者は共同経済事業による経営の合理化を、また後者は調整事業による経営の安定を目途として運用してきたのでありま……

水田三喜男[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

水田三喜男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1957/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 鉱工業の事業実施に伴いまして、いろいろな鉱害が発生しておりますので、これをどうするか、どういう対策をするかという問題は、ただいま経済企画庁を中心に、関係各省が集まってその対策を検討中でございます。そこで問題になりますのは、公衆衛生とか、あるいは農水産というだけの害の防止というだけで、画一的な立法的な措置というようなものをとることは、実際問題として、鉱工業について不当な補償を与えるという問題もございますので、そういう各者の利害を調節して、矛盾のない形で鉱害防止をやりたい、できたら立法措置をとる必要があるだろうということで、立法問題に検討が入っておりますが、ここでむずかしいことは、……

第26回国会 商工委員会 第1号(1957/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。このたび通商産業大臣を拝命いたしましたが、御承知のように産業行政は、私は全くしろらとでございますので、職責を十分よく果していけるかどうか、自分でも危ぶんでおる次第でございますので、今後ともよろしくお願いしたいと存じます。結局行政府というものは、立法府によってその方針を認められたものを忠実に実行していく、そうして実行のやり方を常に立法府から監督され、是正されていくということが正しい行政府のあり方だと私は考えております。今後、今の通産行政につきましては非常にたくさんやっかいな問題を持っておりますが、そういう重要問題についてはなるべく当委員会に……

第26回国会 商工委員会 第2号(1957/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 昭和三十二年度における通商産業省の施策について御説明いたします。  わが国経済は、昨三十年度以来二カ年にわたり、輸出貿易の増大を基軸として、生産、投資、雇用の各分野にわたりましてめざましい発展拡大を遂げて参りました。今後の経済政策の基調はこのような経済発展の成果を基盤として、さらに健全な経済拡大を積極的に推進し、完全雇用の達成と国民生活水準の向上を期することにありますが、今後の通商産業政策は、このような基調に沿いつつ、総合的かつ重点的に展開すべきであると考えるのであります。  これがための政策の最重点は、まず貿易の振興に置くべきことは言うまでもありません。ここ数年のわが国の貿易……

第26回国会 商工委員会 第3号(1957/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 日本の経済が急激に拡大した。予想以上の拡大を過去一、二年の間に見たということから、生産財そのほかについて不均衝な場面が出てきたために、それを中心として、この調子でいったら、インフレーションを起しはせぬかという危惧を持たれることは当然だと思いますが、これに対処する方法といたしましては、やはり第一に今まで大蔵大臣が予算委員会で説明しておりましたように、国家財政からインフレを起すような要因を作らないという考慮が必要で、この点で今度の予算でそういう考慮を払ってあるということと、金融面におきましてはいたずらな信用の造出をやるというようなことをやったら、これはその面からインフレを推進させる……

第26回国会 商工委員会 第4号(1957/02/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 非常にむずかしい御質問ですが、通産行政をどういう方向でやっていくかということは、この間ここで重点施策ということを中心にして述べた通りですが、もし私の持ち味を出せというのでしたら、これから少しずつ出そうと考えていますが、まず私の今考えておりますことは、今まで通産行政にしろ、各行政にしろ、実際は国会が非常に忙しくて、一年の大半を国会で暮すというようなことから、各行政の長官がほんとうに行政に身を入れてやる時間があまりなかったと思うのです。従って解決していい問題もなかなか解決せずに、その日暮しでマンネリズムで過ぎたという傾向が最近非常に強いと思いますので、私はまず第一にそういう行政面に……

第26回国会 商工委員会 第5号(1957/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御質問に対しまして逐次お答えいたします。非常に多項目にわたっておりますので、大きい問題だけ私からお答えしまして、特にこまかい御説明を要するようなものは事務当局からお答えしたいと思います。  まず第一に石炭の問題でございますが、出炭計画は万全かという御質問でございました。今通産省の計画しております出炭計画は大体ことし五千二百万トンでございます。原料炭はことし四百三十万トンくらい必要であるという見通しと、それから電力用炭が、一部は重油に切りかえても百万トンくらい不足するので、これを輸入に仰ぐという方針を一応立てまして、外国からの輸入が五百三十万トン、国内の出炭が五千二百万トン、五千……

第26回国会 商工委員会 第6号(1957/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 独占禁止法が目的としている産業の民主化とか、自由競争主義――公正な競争によって経済を伸ばす基本的な観念というものは、私どもは産業政策の基本として持ち続けたいと思っておりますが、御承知のように、日本の国情から見まして、この法律をそのまま維持できないいろいろな事情が実際に過去において出て参りました。従って独禁法もしばしば改正をするし、同時に過当な競争をとにかく防止して力をつけなければいけないという必要から、中小企業部面においては安定法というようなものを作り、また輸出入取引法において対外的な競争力を作る、そして過当競争を防止するというような必要から、順次この適用を除外する例外規定とい……

第26回国会 商工委員会 第7号(1957/02/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 昨日岸内閣の通商産業大臣に任命されることになりましたが、初閣議におきまして、新内閣は一切前石橋内閣の政策を踏襲するということを決定いたしました。従って前内閣の政策に基いて現在国会に提出している諸法案も全部新内閣で引き継ぎをして、国会に対して継続審議をお願いするということを、きのう国会に申し出ました。同時に前内閣の政策の上に立っている予算案も、一切これを引き継いで変更を加えない。従って国会でも継続審議をお願いしたい。こういう申し入れをきのう国会にいたしましたし、またきょうその線に沿った新総理の所信の表明が本会議において行われることになっております。政策も予算も一切踏襲する、こうい……

第26回国会 商工委員会 第8号(1957/03/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま議題となりました特別鉱害復旧臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。  特別鉱害復旧臨時措置法は、太平洋戦争中の強行出炭による特別鉱害を急速かつ計画的に復旧することによって、民生の安定、国土の有効利用をはかり、あわせて石炭鉱業の健全な発達を期せんとするものでありまして、昭和二十五年に法律の施行以来着々その成果を上げて参った次第であります。すなわち、昭和三十一年度末までに百億円に上る復旧工事が完了することとなり、これをもちまして、河川、道路、鉄道、水道、学校等公共施設関係の復旧工事は、すべて終了するわけであります。  しかしながら復旧促進のため尽し……

第26回国会 商工委員会 第10号(1957/03/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいまおっしゃられました通りでございまして、ここで炭鉱労働者が数日あるいはそれ以上の全山ストというような事態を起されては、日本産業にとって非常に大きい問題が起るということを私どもは考えておりますので、御承知のように昨日労使代表を呼びまして、そうして労働大臣からも要請がございましたが、産業行政を預かっておる担当大臣としまして、私の方も今の石炭の実情を述べて、一朝争議というような手段に訴えられた場合には、国民生活の上に重大な問題を起すおそれがもうはっきりしておるので、何とかこれはストライキという手段によらないで解決してもらいたい。これは政府がすぐに介入すべき問題ではありませんので……

第26回国会 商工委員会 第13号(1957/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 最初政府の財政資金計画をするときは、この前御説明申し上げましたような情勢と見ておりましたところが、最近市中の金融が非常に詰まって参りましたので、政府関係の中小企業の金融機関に対する要望が非常に強くなってきている、こういう状態でございますので、この前御審議願った計画よりももっと多い需要があるだろうと考えておりますので、財政資金の余裕のあり次第、もう少し政府関係の金融機関の方へ資金の強化をやらなければいけないのじゃないかと思っているくらいでございまして、最近は中小企業の金融というものが予想以上に困っているという現状だと認めております。

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 まだ内定した事実はございません。局長からお答えがあったと思いますが、実態のいろいろな調査を今させておりまして、そうして内部で検討してもらってから、これをどうするかということをきめる順序になっておりますが、まだそこまで行っておりません。どうせ月末までにはきめなければならぬと思いますが、現在全然どうするという方針はきまっておりません。
【次の発言】 私は、前にこの委員会の運営の問題についての希望を述べたことがございますが、商工委員会はひとり関係法案の御審議を願うということだけの委員会じゃなくて、やはり通産行政全般に関して重要な問題は、もう率直にこの委員会にも御報告をして、皆さんの御……

第26回国会 商工委員会 第20号(1957/03/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いわゆる電気料金の頭打ちの問題につきましては、当委員会でもいろいろ御質問その他で御心配を願っておりますので、政府の考えをまとめて御相談をかけるという段取りになっておりましたが、政府部内でもいろいろ検討し、多方面の御意見も聞いてどう対処するかを考えたのでございますが、夏冬料金を機械的に一本化したという問題から派生する料金の不合理性というものが、御承知のようにたくさん出ております。そういうものの一つの是正手段として、料金制は政府が認可しておきながら、別に電力会社に要請して、そういう不合理な点を是正するために一時暫定措置として認可を申請しないかといって業界に勧めて、政府がこれを認可し……

第26回国会 商工委員会 第21号(1957/04/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 この前申し上げましたように、今のような暫定措置はおもしろくないことですが、じゃこの暫定措置をどう処理したらよいかという問題で、ただいま永井さんからお話がありましたように、アンペア制を早く完全実施の方向へ持っていけというなら、これは持っていくべきだと思いますが、急速に持っていけないで相当時間がかかるとするのなら、その実情に応じて、暫定措置をどう考えて、料金の恒久化をもう少し考えたらよいという議論が出て参りましよう。また今私どもは電源の開発計画をやって各電力会社ごとに地区別の開発計画を立てておりますが、当分の間各地区バランスを得る開発はなかなかむずかしいので、実際においては九電力間……

第26回国会 商工委員会 第23号(1957/04/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 海外投資は御指摘の通りでございまして、できるだけ経済協力を活発にするという方針のもとに、もっぱら民間同士の話し合いによってできた問題について、政府はそれを実現できるように努力するというふうな方針で、ばらばらやってきたことは事実でございますが、しかしそれによりましても、東南アジアの各国との経済提携の件数というものは相当ふえて参っておりますので、これからが投資の本格的な活発化の時期に入るのではないかと私どもは考えております。これをもっと推進きせるための策としましては、やはり投資についての危険を保障するということをやらなければなりませんので、この点を中心としてただいま国会に法案の御審……

第26回国会 商工委員会 第24号(1957/04/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま議題となりました中小企業団体法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  政府は、中小企業問題の重要性にかんがみまして、かねてから各般の施策を講じてその解決に努力いたして参ったのでありますが、特に中小企業の組織化によってその経営の合理化、競争力の強化等をはかることをその基本的対策の一として推進してきたのであります。御承知の通り、中小企業の組織に関する制度といたしましては、中小企業等協同組合法による協同組合と中小企業安定法による調整組合との二つがあるのでありまして、それぞれ、前者は共同経済事業による経営の合理化を、また後者は調整事業による経営の安定を目途として運……

第26回国会 商工委員会 第26号(1957/04/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 中小企業振興についての審議会から答申がございましたように、まずこういう形の組織の強化を考えることと、別に小売商の振興についての立法措置、それから大企業及び中小企業の分野の調整の問題とか、そういうものを考えた中小企業振興助成法というような立法の措置、この三つをあわせて整備したら、大体中小企業に対する法的措置は完全になるだろうというような答申が参っておりますが、大体政府の考えもその方向にございまして、まず第一に団体法を提出いたしましたが、ただいま小売商振興法についての検討を行なっておりますので、この国会にあとから提出したいと思っております。なおもう一つの方は、この前にも委員会で申し……

第26回国会 商工委員会 第27号(1957/04/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように、この法案を作るまでには、政府としても合理化審議会において、この問題に関する権威者に諮問して、そうしてこうすることがいいという一つの答申をまとめてもらった、こういういきさつがございますので、本法の基礎になる考え方については、あらゆる関係者、専門家の意見を聞いているということになります。その答申を得ましてからも、できるだけの団体の意見を聞いて、そうして一応の政府の考え方をまとめていったということと同時に、この問題はひとり政府だけの考えでもきまりませんので、与党側にも同様の研究を願って、与党には特別委員会がこのためにできて、そこにおいて関連産業者のいろいろな意見を聞い……

第26回国会 商工委員会 第28号(1957/04/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 今度の協定にどういう態度をもって臨もうかという問題につきましては、民間のいわゆる三団体が、今いろいろ協議をしておるときでございます。 また交渉を北京でするか東京でするかというような問題も、三団体の間でいろいろ話し合いが進んでおると聞いておりますが、政府は必要に応じて政府の考え方なり、そういうものは、団体側と連絡して、政府の考えも随時述べるというようなことで連絡をとってやっていきたいと私は考えておりますが、まだ開催地の問題につきましても、正式に三団体側から政府に連絡があり、政府の意向を徴するというところまで参っておりませんので、そういう問題が出てきましてから、政府としては適当に善……

第26回国会 商工委員会 第29号(1957/04/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 もう御説の通りだと思います。
【次の発言】 それも同様だと思います。
【次の発言】 私の方も同じで、究極の目的は、そういう関連者の利害を調整し、国民経済全体の利害の調整によって健全な発達をはかる、公共の福祉ということがやはり最後の目的であると私どもは考えております。
【次の発言】 憲法論になって恐縮ですが、国民の基本的人権というものは憲法によって保障されておりますが、近代憲法の理念として、憲法に保障されている人権がいかなる場合に制限を許されるかと申しますと、これが公共の利益というものに関する限り、憲法保障のいろいろな権利も制限をすることが許されるというのが近代の憲法論でございま……

第26回国会 商工委員会 第30号(1957/04/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 自転車競技法の改正につきましては、昭和三十年五月の参議院商工委員会の附帯決議に基きまして、かねて通商産業大臣の諮問機関であります競輪運営審議会に諮りまして、その答申の趣旨に沿って競輪の社会に与える悪影響を縮減し、これを健全にするための改正法律案を今国会に提案しておるものでありまして、競輪を全面的に禁止することは他の同種競技との均衡もございますし、かつ地方財政に与える影響も軽視できませんので、実際問題としましては困難であると認められますので、自転車競技法を廃止する法律案には賛成しがたいものであります。  小型自動車競走法を廃止する法律案についても、政府の考えは同様でございます。

第26回国会 商工委員会 第32号(1957/04/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 調整が行われておる期間に限って新規設備の制限をするくらいのことでなければ、実際に調整が有効にできないだろうと私どもも考えておって、その点は部内で非常に論議したところでございます。ただ問題はこの団体法の精神が、不況時に中小企業がいかに自主的に事態の克服ができるような組織力を持てるかというところにこの法律の重点があり、全体的にそういう線で一応は貫きたい。それでなくてもこれが営業権の制限だとか加入命令についても法律上のいろいろな問題がございますし、それから官僚統制になる危険性がないかというようなこの法案に伴って相当心配された意見が出ておるときでございましたので、営業の制限というような……

第26回国会 商工委員会 第33号(1957/04/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 審議は十分尽していただきたいと思いまして、私ども政府委員はけさ早くからここに参っているのですが、まだ御審議がないようなわけでございます。  それから第二点の無効になる法律は、大体、中小企業安定法だけでございます。
【次の発言】 昨日阿左美委員の御質問のときお答えしましたように、私どもが安定法の二十九条の条文を除いた理由は、きのう説明した通りでございますが、しかし実際においてすでに安定法において踏み切っている問題でございますので、法律論的には若干の問題があっても、実際の中小企業の不況克服のために必要だという実情から見てそういう規定の方がいいということでございますれば、あえて私ども……

第26回国会 商工委員会 第35号(1957/05/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 わが国の中小企業にとりまして画期的な意義を持っておりますこの法案に対しまして、当委員会における委員各位の終始御熱心かつ慎重な御審議をいただきましたことを、政府として心から感謝いたします。従いまして、ただいま御決議になりました附帯決議の趣旨を十分尊重して、将来運営の万全を期す所存でございます。(拍手)

第26回国会 商工委員会 第36号(1957/05/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 小売商業特別措置法案についてその趣旨を御説明申し上げます。  小売商業は、御承知のように国民経済上きわめて重要な分野を占めていることはあらためて申すまでもありませんが、全国一百数十万の小売商業者の大部分は、いわゆる零細小売商であり、その数は年々増加する傾向を示しております。このような結果として、小売商業においては同業者間の競争はいよいよ激甚となり、加うるに百貨店等大企業の進出、購買会、消費生活協同組合等小売商以外の者の小売商業面への進出により、経営の不振と不安定とに悩んでおるのであります。  政府といたしましては、かかる点に思いをいたし、さきに中小企業団体法案を提案し、同業者間……

第26回国会 商工委員会 第40号(1957/05/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 お話のように、電子工業が日本で非常におくれておりまして、かりに原子工業が進んだとしましても、電子工業がそれに伴っていかないということでは、科学水準全体の均衡がとれませんので、私どもとしては、おくれたこれを急速に振興させる必要があるということで、今年度の通産省の予算も御承知の通りこの部門の研究、試作助成というようないろいろなものについて、三億円以上予算を増額したというようなことになっておりまして、この部門の振興が今日本の科学水準の問題としては急務だ、そういうふうに考えております。
【次の発言】 予算の比較でございますが、原子問題の方は、これは原子炉を作る費用とか、そういうもの一切……

第26回国会 商工委員会 第41号(1957/05/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私はこの為替管理が行われて、外貨の割当制度というものが行われる限りは、どうしてもそういう問題が起りやすい官庁でありますだけに、特にその点は注意いたしておりまして、やはり第一には政策の線を貫く、こういう問題に対してはこういう方針をとるべきだという大筋の政策の線を貫いて、それを変更しなければならぬという個々の問題については、これは事務当局は十分検討して、納得のいく、またはわれわれまでもその説明を聞いて善処するというようなことを最初からやっておりまして、そういう特定業者に特に利益するというような行政だけは、あそこは特に外貨の割当というものを持っております官庁だけに、気をつけて、就任以……

第26回国会 商工委員会 第42号(1957/05/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 理論的には、向うの相手が日本でありますので、こちらも過当競争を避けるためにいろいろな措置が必要なようにも思われますが、御指摘のように中共貿易はまだほんとうに始まったばかりで、軌道に乗っていないという状態でございますので、この法律ができても、すぐにそこに中共貿易に対して対処する措置をとるという事態には私はならないだろうと思います。
【次の発言】 もしあるとすればそれはおもしろくない傾向だと思います。
【次の発言】 それは行政として是正いたします。
【次の発言】 そういう不当な干渉をさせないように指導することでございます。

第26回国会 商工委員会 第43号(1957/05/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 さっき説明があったと思いますが、東北と北陸で、この総括原価増が東北は五十三億、北陸が三十五億、要するに八十八億の原価増をどう電気料金に織り込み、吸収するかという問題でございますので、まず私どものやる仕事は、この総括原価をいかに圧縮するかということがまず一番最初の仕事でございまして、これは金利とか税制とか、今度の国会でいろいろ変りましたので、そういうところからの原価圧縮というものはなかなかむずかしい。従ってそのほかの修繕費とか人件費とかいろいろな部面で会社の合理化をどこまで期待するかという査定と、それから融通電力料金をどこまで下げるか、これによって今私どもが見込みのついております……

第26回国会 商工委員会 第44号(1957/06/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように、国際収支の均衡の回復のために政府は今あらゆる努力を払っておるのでございますが、この国際収支の均衡を回復する方法は、結局総合政策をもって解決する以外にはない、こういう結論から、御承知のように最近政府は緊急総合政策というものを樹立いたしました。この考え方について申しますというと、当面今の状態でいったら支払いに非常に困ることになりはしないかという問題の解決が当面の問題でございますが、これについては外貨の借款を考慮する、ここで政府はできるだけ借款をもって切り抜けたいということが一つ。それから輸出をできるだけ伸ばして同時に不要不急な輸入を押え、必要な原材料の輸入といえども……

第26回国会 予算委員会 第2号(1957/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 今輸出入の問題を御質問でございましたが、どうしてもここで私どもは、二十八億ドル以上の輸出をことしやらなければならぬと思っています。さっき経済企番庁長官からお話がありましたように、ドル圏域へは今相当輸出が伸びている。ポンド圏域からは輸入が非常に伸びておる。そうしてそのほかの、特に東南アジアを中心とする国の貿易は、あまり伸びていないという現状でございますので、これを打開する積極的な方法をとらなければ、やはり来年の輸出を伸ばすということはできない。そのためには、一番先にやはり必要なのは外交的な問題でして、通商航海条約を至急作る、それから賠償問題を解決する、関税問題を解決する、それから……

第26回国会 予算委員会 第4号(1957/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 今中国に西欧各国のいろいろなもの、が入っておるということは承知しております。そういう情報を得たときには、それに対する禁輸制限の撤廃に努力したり、あるいは特認制度の活用をやったり、大体日本も列国と同じ程度入れられるような努力は現在もしておるところでございます。で、問題は、ああいう委員会があって、私どもはやはり信義は裏切らない。そうして関係国の反感を買わないようにする、そういう方針でやっておりますから、今私どもの考えておるやり方で見ましても、問題は、今の貿易の協定では、日本がこれから輸出を伸ばすことは非常にむずかしい協定になっておりますので、この貿易の方式とか決済の方式が近く改善さ……

第26回国会 予算委員会 第10号(1957/03/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 鉄は、御承知の通り、昨年度四割も需要がふえるという状態でございましたので、当初のいろいろ需給の見通しも、政府の見通しも、実際において狂いました。従って昨年の十月までああいう状況を起しましたが、これに対処する策を――緊急輸入をやるとか、あるいは外国に輸出するのを少しとめて、内需用に向けるとか、増産を急ぐとか、いろいろな措置をとって昨年は切り抜けてきましたが、本年度の見通しは、依然として鉄の需要はふえる、従って、国内では約一割の鉄の増産をやるという予定で、この価格の面も一応見通しができておりますが、これは、大体一割の増産は今のところできると思います。それによってもなおかつ足りません……

第26回国会 予算委員会 第11号(1957/03/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私の方は今生産性向上運動に非常に力を入れてやっていますから視察団出し、向うから技術家を招聘するということで、技術の交流とかいうようなものは相当進んで、着々と効果を上げておりますが、今まで得たところだけでも、これを国内産業の設備改善に生かす方へもう少し力を入れたい。ただ年じゅう次々に視察しっ放しで成果が現われていないということでは困りますので、今度この運動のやり方を変えようと思っております。そうしてとりあえず設備の近代化というような、いわゆる生産性向上の方向へもっと積極的にやろうと思っていますが、これをやりますと、今御指摘のようないろいろな問題が出てきまして、雇用との関係が出てき……

第26回国会 予算委員会 第13号(1957/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 昭和二十六年、七年度分の貸付金が七億五千万円、それから二十八年度に中小企業金融公庫出資金のうち、四億円の出資金がございますので、これを入れまして十一億五千万円、それからこの特例法がきまってから貸付をしたのが一億円、自転車産業に貸した分は現在で十二億五千万円あります。それから特例法ができてからは、ひとり自転車業に貸し付けるだけでなくて、一般産業の振興のために、一般機械産業に貸せることにいたしましたので、その方が現在で一億六千五百万、これだけのものが競輪法施行以来貸付金となっております。この貸付金は現在次々に回収され、また貸し付けるというふうになっておりまして、今までの実績を見ます……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ドイツはそういうことがあると思いますが、日本も同様でありまして、戦後のあの統制経済というようなものを長く持続するということは、大企業だけではなく、中小企業の振興には致命的なものである、こういうことから戦後の日本の政策も徐々にそういう経済統制、権力が産業に介入している形のものを解いて今日まできて、ようやくここまで復興したということになりますので、日本の産業復興も基本的にはやはり経済自由の原則に基いて今日まできたのだろうと考えております。
【次の発言】 お説のように、自由競争というものは資本主義経済の本質的なものでございまして、公正な競争によって産業を発達させる、そうして業者の自由……

第26回国会 予算委員会 第16号(1957/03/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 砲弾工場などを維持する必要がございますので、その維持の措置は今度の予算に盛られておりますが、これを法律による必要があるかどうかという問題になりますと、法律にしなくても臨時の措置としてそういう意味の手段がとれるというような結論に大体なっておりますので、そういう立法をする考えは現在のところ持っておりません。
【次の発言】 御承知のように、国防会議というものができましたが、まだ日本の国防についてのほんとうの計画を現在立てていないという状態でございますので、この計画によって今の遊休の工場が一定数常時必要な生産力になるという場合でしたらこういう補助金は要りませんが、そうでないとすれば、現……

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 外貨予算は、ただいま関係当局間で計算、整理中でございまして、三月の末までには予算を作成するつもりでおります。実は本日関係閣僚の審議会が開かれる予定になっておりましたが、いつも閣議のあとで開くことになっておりますが、今、国会のいろいろな事情がございますので、この方針についての閣僚審議会がおくれておるということにはなっておりますが、実質的な作業は進んでおりまして、別に平年とおくれているようなことはございません。月末までには作成したいと思っております。
【次の発言】 予算の編成方針は、今申しましたように関係閣僚の審議会が開かれておりませんから、はっきりした政府の方針は申せませんが、大……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/04/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御指摘のように防衛産業は防衛の基盤でありまして、国防目的を果す上に大きい役割を持っているものであると同時に、科学技術の振興というとによって、一般産業にも寄与する面が多いのでございますから、私どもとしましてはやはり本格的な防衛産業の育成策を持たなければならぬということで研究して、一応の構想図は現在持っておりますが、先ほどからお話がございましたように、日本の長期防衛計画というものが現在確定しておりません。従ってこの計画の確定に即応して、ほんとうの防衛産業の長期的な助成計画はできることと思いますので、今その準備中でございます。さしあたり将来を予想して電子工業の研究に、ことしから相当力……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 このチンコムの制限を東欧、ソ連並み程度に緩和したいというのが政府の方針で、今まで努力して参りましたところ、今回米国政府におきましても非常に真剣にわれわれの希望を考慮されまして、対中共統制緩和についての米国の考え方を提示して参りました。この提案は、こまかい部分についてはまだ必ずしも明らかでない点もございますし、この問題は関係各国に共通した問題でありますので、近く関係各国間の会議において論議されることと存じます。現在判明しておりますところでは、米国の考え方は、まだ必ずしもわが国の従来の考え方とは一致しない点もございますので、今までの私どもの方針に照らして内容を検討中でございますが、……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会地方行政・運輸・建設委員会連合審査会 第1号(1957/03/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私の方では、外貨予算というものを組まなければならぬ。そのためには、今年度のガソリンの需要量がどのくらいあるかという一応の算定をしなければなりませんが、この算定をするためには、やはり過去の需要の伸びがどうなっておるという実績を一応もとにしております。二十九年、三十年、それから三十一年と、ガソリンの需要量が順々に伸びてきた、この実績を見まして、この伸びの傾向というもので、本年度の伸びはどのくらいの傾向になるだろうという過去の傾向に合せた伸びを一応算定する。その算定の仕方は、むずかしいいろいろな技術的な問題がございますが、それによって計算しますと、大体三百八十何万キロリットルという数……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま議題となっております通商産業省予算各案について御説明を申し上げます。  まづ三十二年度通商産業省所管一般会計の予定経費要求額は百一億二千上百十五万五千円でありまして、これを三十一年度総額八十億七百三十四万四千円に比較いたしますと、二十一億一千九百八十一万一千円の増額となるわけであります。  次に三十二年度予定経費中重要なものについて、御説明を申し上げますと、第一に、貿易振興対策といたしまして総計十二億四十九万円を計上いたしましたが、これを前年度予算額十億七千九百八十三万五千円と比較いたしますと、一億二千六十五万五千円の増額を見ております。  施策の重点は、わが国貿易商社……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように、きのうフェアレス氏が日本に見えまして、各省大臣と順々に会見するということになりましたが、ちょうどいい機会だと思いましたので、この中共貿易の問題についてこちらから触れましたが、私の触れた趣旨は、何か中共貿易を促進するとか推進すると日本の政府が言うと、これが関係国へのすぐに非協力の態度の表明のように最近受け取られがちで、これは非常に困るので、この際十分日本に来たときを機にして理解して行ってもらいたいという意味で、いろいろ触れたのでございますが、結局ソビエトに対するいろいろな制限と中国に対する制限が今違っている。歩調を一つにそろえていない。これはなかなかむずかしいこと……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 鉄鋼につきましては、ことしの需給見通しを立てるときに、大体国の予算の中で公共事業に使う鉄鋼の数量と、それから民間で使う数量も単なる推定ではなくて、相当各業界の希望数字というものをとって検討した結果、去年の需要量はおととしに比べて四割以上という膨大な需要増でありましたが、ことしはそう需要はなくて、伸びは昨年の半分程度で済むだろう、こういう一応の推定から、それをどう確保するかという方針を立てたのでございます。大体内地で生産を一割増すためには原料の問題があって、鉄鉱石、スクラップの確保の問題が伴ってきますが、これについてもやや鉄鉱石の見通しは立っているし、スクラップの問題は去年よりは……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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