平野三郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

平野三郎[衆]在籍期 : 24期-25期-|26期|-27期-28期
平野三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは平野三郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
平野三郎[衆]本会議発言(全期間)
24期-25期-|26期|-27期-28期

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委員会発言一覧(衆議院26期)

平野三郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-25期-|26期|-27期-28期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 農林委員会 第3号(1953/05/29、26期、自由党)

○平野(三)委員 議事進行に関してお諮りいたしたいと思います。肥料問題は当面農政の最大課題でありまして、本委員会としてもまつ先にこの問題を取上げているわけであります。しかしこれは今に始まつた問題でなく、ことに前々国会以来、国会においてはこの問題の根本的解決のために努力をしておるわけでありますが、いまだに何ら結論を見ていないということは真に遺憾のきわみでございます。ことに最近における出血輸出等は、政府としては日本経済の全般的の立場からいろいろ御意見もありましようけれども、農民としては何としても納得しがたい問題であるわけであつて、やはり民主政治はただ政府の独善的な考え方によつて進むべきではないので……

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、自由党)

○平野(三)委員 凍霜害現地視察第四班は、足立、佐藤洋之助、山本、久保田及び私の五委員からなり、六月三日及び四日の両日にわたり、静岡、愛知及び岐阜の三県を視察いたしました。  各県においては、まず県から災害の状況、その対策等について説明を受け、被害の激甚な現地をそれぞれ数箇所にわたり詳細視察をいたし、なお直接被害者、関係団体等からの陳情を聴取いたしました。ここにその概況を申し上げます。  静岡県においては、四月十三日からの連続的降霜のため各種農作物に被害がありましたが、特に茶に対して甚大な被害があり、作付総面積一万三千町歩中、三割以上の被害のもの、県調査によると七千二百八十六町に達し、被害激甚……

第16回国会 農林委員会 第5号(1953/06/18、26期、自由党)

○平野(三)委員 凍霜害対策のために政府は三十億円の営農資金を支出することになつたそうですが、その貸付条件はどういうようになつておりますか。
【次の発言】 農林漁業金融公庫の方へ政府から出資される条件を伺いたい。
【次の発言】 今の三分の一の二分の一を融資されるわけですね。
【次の発言】 国が三分の一を負担して、県が三分の一を補助して農家負担分は三分の一になりますが、その三分の一の二分の一を融資されるわけですか。

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、自由党)

○平野(三)委員 議事進行について……。本日午後一時から農業共済に関する小委員会も開かれることになつておりますし、なお質疑が終了しないようでありますが、先ほど農業委員会の委員の任期延長に関する法律案の質疑が打切られたのでありますが、この両法案の質疑は次会に続行することにして、時間の関係もあるので、任期延長の法案に関する審議を進められんことをお願いいたします。

第16回国会 農林委員会 第18号(1953/07/14、26期、自由党)

○平野(三)委員 ちよつと念のためにお尋ねしますが、この答申案を拝見しますと、四の二の「輸出は右の計画の限度内においては各社随意、随時、随量に行い得るものとする。」一方また五の二、最後の項目に「輸出を円滑に処理するため輸出に必要なる措置を講ずるよう政府に於て考慮する。」とありますが、この点は若干明瞭を欠いておるように思われます。なお今の説明でもこの点がはつきりしなかつたように思つておるのですが、委員会の意向としては、四の二については各社がばらばらにやらなければならないのだという特定の意思表示があつたものであるか、あるいは各社が随意に連合して輸出をすることができるというような解釈もできるわけです……

第16回国会 農林委員会 第20号(1953/07/17、26期、自由党)

○平野(三)委員 ただいま議題になりました農業機械化促進法案の提案理由を御説明申し上げます。  戦後、農地改革によりまして、わが国農業は、独立自営の農民を主体とする民主的な体制に進んでおりますが、この基盤の上に合理的かつ近代的な農耕技術によつて食糧生産の増強を強力に推進いたしますことは、当面する最も重大な課題であります。わが国の農耕技術は、明治以来主として品種の改良、施肥技術の改善の面において著しい発達を示したのでありますが、生産手段の高度化はやや進歩が遅く、今なお多くの農民は苛酷な労働のもとに耕作を続け、そのため生産増加の限界は低く、経営並びに生活の改善もまた期待し得ない状況にあります。しか……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/22、26期、自由党)

○平野(三)委員 議事進行について。ただいま川俣委員の御質問に対する大蔵省の主計官の御答弁ははなはだ不穏当である。私はこれは重大問題として取上ぐべき価値があると思うので、特に議事進行について発言をいたしたいと思います。  そもそも土地改良事業の熾烈な要望に対しましては、今主計官はこれを小規模土地改良に適用するについて反対したことはないとおつしやるけれども、小規模土地改良について二十町歩というお話が先ほど金子さんからありましたが、これについても今まで非常に経緯があるわけであつて、大蔵省は三百町歩以下は認めないということであつたのが、ようやくにして五十町歩まで農林省の要望がいれられ、また積雪寒冷単……

第16回国会 農林委員会 第23号(1953/07/23、26期、自由党)

○平野(三)委員 この法文といたしましては、個人を対象にしよいようにお考えになるかもしれませんが、実際においては個人に対しましては対象にいたしておるのであつて、現在におきましても、農業協同組合から代貸をすると申しますか、そういう形式をもつて実際には個人も対象にいたしておるわけであります。従いまして法の精神としてはお話の通りでありますから、さらにこれを明確にするために、本法案に対しまして御趣旨のような修正をいたす方がけつこうであれば、さようにいたすということも考えておるわけであります。  次に必要な措置と申しますのは、要するに低利資金を融通するということでございまして、現在でも予算的には農林漁業……

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/24、26期、自由党)【議会役職】

○平野委員長代理 川俣清音君。

第16回国会 農林委員会 第34号(1953/10/02、26期、自由党)

○平野(三)委員 本年度の米作状況は非常に不良でありまして、六十年来の凶作であると言われております。昭和九年、昭和十年の東北の冷害等から見ましても、比較にならないほど、本年は非常に深刻な状態であり、明治三十八年の凶作以上であるということも言われておるわけでありまして、先般私は東北地方の米作状況の視察をいたしましたが、まさに天明の飢饉に比すべきであると言つても過言ではないというような深刻な状況でございます。幸い当時から見ますならば、交通状態が発展をいたしており、本年は日本だけが非常な凶作であり、世界的に大豊作の状態でありますから、人民が餓死するというようなことはありませんけれども、しかしながらき……

第16回国会 農林委員会 第36号(1953/10/16、26期、自由党)

○平野(三)委員 私どもは長野、岐阜、三重、愛知及び静岡の五県下にわたり、冷害及び十三号台風による農作物並びに農業施設の災害状況を調査して参りました。その概要及び現地の要望事項について御報告いたします。  調査班は私と原委員であります。それに岩隈専門員が同行し、別に農林省より林野庁の田中技官、食糧庁の中隈技官、農地局の若尾技官、和田事務官が参加し、本調査に協力いたしました。  まず調査班の行動の概要並びに被害の概況を簡単に申し上げます。  八日の夜東京発、九日早朝長野県の沓掛に到着し、さつそく浅間山麓、北佐久方面を調査しました。この地方はいもちの大発生に加え、ひどい冷害に襲われております。北佐……

第16回国会 農林委員会 第37号(1953/10/17、26期、自由党)

○平野(三)委員 本日は参考人の方々からきわめて有益なる御意見を拝承いたし、まことにありがとうございました。先ほど委員長のお話にもありましたように、今年度の冷害が国民生活に及ぼす深刻なる影響にかんがみまして、国会としては、特に本農林常任委員会としては、休会中にも委員会を開きまして、この問題に対処いたしておるわけでありまするが、冷害は近くまた起る可能性があり、特に災害は連続するというような傾向がありまして、すでに明年度における対策も立てておかなければならない、こういうときに当つておるわけであります。今までの日本の農業政策が、いささか多収穫方式に偏しておるというような点から考えましても、この際農業……

第16回国会 農林委員会 第40号(1953/10/22、26期、自由党)

○平野(三)委員 本年度の前古未曽有の凶作に対しましては、国をあげあらゆる措置を講じて、これが対策を講じなければならぬわけで、目下これがために各方面全面的に努力をいたしておるわけでありますが、その一環といたしまして、これは普通の年でも重大な問題でありますけれども、特にかような年におきましては、食糧の確保をはかるためにはねずみの食害によるところの防除対策について特段の措置を講ずる必要があると存ずるわけであります。これはもちろん野鼠につきましては、農林省においても従来やつておるところでありまして本年も特に予算的にも力を尽すことになつておりまするが、一般の鼠害につきましては、政府においては特に厚生省……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 大蔵委員会 第6号(1953/12/07、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 まだ新任早々でございまして、正式のごあいさつも申し上げる機会がなく、たいへん恐縮いたしておる次第でございます。何分にも新任早々でありますので、まだいろいろ研究しておるような段階で、十分御満足の行くお答えができぬかもしれませんが、その点ひとつあらかじめ御了承いただきたいと存じます。  ただいまお尋ねの問題は、政治的に非常にデリケートな点であつて、その点井上さんは裏も表もよく御承知の上での御質問でありますから、その辺ひとつよく含んで御承知を願いたいと思いますが、これはもとより基本価格が安い、こういう観点から、これを上げるというような政治的な含みがあるわけでありまするけれども、いろい……

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/02、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 まだ辞令もいただいておりませんので、ごあいさつ申し上げるのもいかがかと思いますが、けさ新聞を見ましてまつ先にかけつけたようなわけでございます。御承知の通り、私は長年本委員会におりましたので、はからずも役人の片割れになりましたけれども、向きをかえただけのことで、別にかわりはないと思つておるわけであります。そういうわけで、本委員会の御意向については十分承知いたしておるわけで、今までももちろん政府としては百パーセント本委員会の御意向を体してやつて参つたわけでありまするが、今後は私は百二十パーセント以上ひとつ皆様の御意向にのつとつて努力いたしたいと思うわけでございます。どうかひとつよろ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/03/19、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 今回MSAによりましてアメリカ農産物を入れるということは、アメリカに余つておるから何でもいいから入れるのだ、こういうことではまつたくないのでございまして、政府としては一貫した食糧政策を立てておるわけでございます。こまかい数字につきましては、この前の委員会で申し上げましたように、もう一定の計画があるわけでございまして、その中の分としてMSAで入れるということが外貨の節約その他の関係において、日本側にとつて非常に有利である、こういうことでこの協定を締結いたしたのでありまして、食糧政策の一環としてやつておることでございますから、御了承願いたいと存じます。  なおまたお話の通りの外国か……

第19回国会 決算委員会 第28号(1954/05/06、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 公共事業費の費途に関しまして、たくさんの不当事項がございますることは、まことに申訳ないと思つておるわけでございます。今後はこういうことのないように、適正を期するようにいたしたい。特にまずこれらの綱紀の粛正をいたし、監督を厳重にするということは当然でありますが、特に農地局の災害復旧の関係の不当事項が多いのでございます。これはただいまの御質問の点でございますが、これにつきましては何分にも国会の特別立法等の関係もありまして、昨年度のごときは六万件以上の災害がことごとく国庫補助の対象になつており、件数が非常に厖大な数に上つておるわけであります。従つてどうしても机上査定をせざるを得ない。……

第19回国会 建設委員会 第26号(1954/04/27、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 お話の通り、この法律は農林省としても重大な関係がありますので、本法をつくりますまでには、建設事務当局とも相当打合せを遂げたわけであります。ただお話のように、純粋の都市区域内においては何ら問題はございませんが、最近の町村合併促進法によりますところの新しい事態に応じまして、いろいろ農地の壊廃等の問題が起つて参つております。その点から無制限に農地がつぶれることのないようにしなければならない、こういうことで百三十六条によりまして、この規定をはつきりといたしたのであります。これが逆でなければならないという御意見もございますが、しかしながら、これは農業委員会の意見を聞く義務を持つ、こういう……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/18、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 この問題につきましては、本委員会において、この十八日までに政府から案を出すべきである、もしそうでなければ議員提案の法律の御審議をお進めになる、こういうようなお話でございまして、私はここ数日来政府部内の意見を統一いたしまして、御要望に間に合うように努力を進めて参つたわけでごさいますが、先ほど農林大臣から御報告申し上げましたようなことで、まことに申訳ないと思つておるわけでございます。いずれにいたしましても明春の休会明けには必ず政府の提案をいたすということを本日の閣議においても決定をいたし、御了承をいただいたようなわけでございます。ただいまお尋ねの金額のわくの点につきましても、ただい……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/01/13、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 衆議院の水産委員会におかれましては、自然休会中本日特に本委員会をお開きになりまして、二十九年度予算に関し審議を進められますことは、まことに敬意を表する次第でございます。  現在問題になつておりまする予算原案は、単に大蔵省の一試案にすぎないのでございまして、政府としては目下基本的態度の審議を進めておる、こういう段階であり、いずれ近く国会に提出をいたしまする政府案は、十分政府の所信を盛つたものができると存じておる次第でございます。本日は農林大臣が出席をいたしましてこの所信を表明いたすべきでありますが、ただいま予算の折衝の最中でありますので、まことに申訳ございませんが、私がかわつて参……

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/06、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 本年度の北洋さけ、ます船団の許可の問題につきましては、国際的にきわめて重大な関係がありますとともに、ただいままた松田委員のお話もございましたように、政治的な各種の運動が行われるというようなことも巷間に伝え聞いておりますので、慎重の上にも慎重を期して、厳正公平にきめなければならぬ、こういう立場から進めておるのでございます。現在のところ、農林省に対しましては、そういう政治的な圧力とかいうことは全然聞いたこともございませんが、とにかくそういううわさもありますとすれば、一層厳正を期さなければならぬ、こういうことでございます。詳細はただいま水産庁の長官から御説明申しました通りでありまして……

第19回国会 水産委員会 第11号(1954/02/13、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま議題となりました特定海域における漁船の被害に伴う資金の融通に関する特別措置法案につきましてその提案理由並びに要旨を御説明いたします。  一昨年一月十八日、韓国の李承晩大統領がいわゆる李承晩宣言をもつて韓国周辺の広汎な海域にわたつて韓国の主権を行使する旨を宣言したのでありますが、かかる宣言は、わが国のとうてい容認できるものではなく、また国際法規に照して何ら根拠のないものでありまして、ただちにこれに対するわが国の見解を明らかにいたしたのであります。  爾来、日韓両国において数次にわたつて試みました会談におきましても、詳細にわが立場を説明し、日韓双方の協力によつて漁業問題を解……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/24、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 今回の北海道の災害につきましては、政府といたしましては、ただいま部内におきまして鋭意研究を続けておるわけでございます。ただいまの御意見並びにお気持はよくわかるのでございますが、最近の災害対策はすべて超党派的に、また政府提出たると議員提出たるとを問わず、そういう形式のことを離れて、災害の対策の目的達成ということに、ほんとうに虚心坦懐に協力をするということになつておる例にかんがみまして、今回につきましてもそういうふうにやりたい、こういうことで政府としては考えておるわけでございます。  お話の通り国会も余日がありませんので、すみやかにきめる必要がありますが、この席は正式の委員会でごさ……

第19回国会 水産委員会 第33号(1954/05/28、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま議題となりました、昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を説明いたします。  五月九日夜半から十日にかけ突発的に発生した暴風雨雪により、北海道全地域及び付近海域において多数の人的損失を生じ、漁業及び農業その他の物的施設にも多大の損害を生じたのであります。漁業におきましてはその被害が最も大きく、特に暴風雨通過の中心となつた北海道東南の沖合い海域において、さけ、ますその他の漁業に出漁中の漁船のうち多数のものが沈没し、行方不明となり、漁網も多くの流失、損壊を見るに至つたことはまことに遺憾に存ず……

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/03、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 政府が米一本やりの政策をとつておるのはどうかというのが、第一点のお尋ねであります。これは昨年十二月に衆議院におきまして、食生活改善に関する御決議が可決されておりますことにもかんがみまして、目下政府としては、食生活の改善方について鋭意研究を進めておる次第でございます。ただ本年度といたしましては、現行の米食率を維持する、こういう方針で進んでおりますが、漸次これらの米一本やりの政策から他に転換するという方策を考える必要があるということで、目下進めておるような次第でございます。  次に農産物価格安定法に基くところの分を食管特別会計の中に抱き込ませておることは、会計の建前からいかがである……

第19回国会 大蔵委員会 第16号(1954/03/04、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 豊凶係数は、これは自由経済の原則と申しますか、米が非常に豊作である場合においては非常に安くなり、凶作の場合においては高くなる、こういうことからこういう制度ができておるものと考えております。ことに麦につきましては、御承知の通り法律ではつきり定められておるわけでございまして、米につきましても法律はございませんが、米価審議会の御意等によりまして、大体麦に準じた方式をとる、こういうことで、これを米価に加味いたしておるわけでございます。米価につきましては、今までこれを適用したことはなかつたわけでありますが、本年の異常な凶作にかんがみまして、今回豊凶係数を加える、こういう措置をとつたわけで……

第19回国会 大蔵委員会 第24号(1954/03/18、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 実はきよう砂糖の問題、それから砕米の問題等についてのお尋ねがあるということでありましたが、事務的なことでございますと、こまかいことは私承知いたさないのでありますので、食糧庁長官並びに砂糖のことにつきましては食品課長、砕米の問題につきましては需給課長が来ておるわけでございますが、もうすぐ参りますから、ちよつとお待ちいただきたいと思います。
【次の発言】 米の輸入に関しましては、もちろん年度当初計画というものを立てるわけでございます。実はトルコ米のことを私承知いたしておりませんが、そういう計画になつておりましても、なるべくならば政府としては良質の安い米を買いたい、こういうことで、世……

第19回国会 通商産業委員会 第3号(1953/12/16、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 硫安の問題につきましては、農林省としては、まず第一に国内の需要を優先的に確保する、こういうことで、御承知の通り大体これが百五十万トンと見込まれておりますので、これをまず確保する。さらにこれに一割程度に相当する分を調整用として確保する、すなわち約百六十五万トン程度をまず国内に留保いたしまして、そしてその余力は輸出をする、こういう方針で、農林大臣が輸出の場合においては同意をする、こうしておるわけであります。従つてこの原則を確保いたしますために、すでに政府といたしましては、臨時硫安需給安定法並びにただいま本委員会において御審議を願つております。硫安関係の法案を提出いたしておるような次……

第19回国会 内閣委員会 第13号(1954/03/22、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 二省以上にまたがる行政事務のために国民が非常に迷惑しておるというお説につきましては、ただいま塚田大臣からお答え申し上げました通りでありますが、農林省の意見を申し上げまするならば、これらの行政事務の重複のための代表的な事例として、御指摘の通り農林省と建設省の所管でありまする林野行政と砂防行政とがありますが、これは歴史的にもずいぶん古い問題でありまして、詳しく申しますならば、昭和四年の十二月六日に内務、農林両省から依命通牒によつて所管事務につきましての権限の調整をいたしております。これは当時閣議におきまして決定をいたしました事項として、「荒廃地復旧及開墾地復旧事務」、すなわち農林省……

第19回国会 内閣委員会 第17号(1954/03/30、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 試験研究機関につきましては、政府としてはこれをますます重視せねばならぬ、こういう基本的な考え方を持つておる次第であります。しかしこれはただ人員を増加すれば足りるというものではなく、むしろその質の向上ということも重要な面でございます。従つてそういう点から予算的には、二十九年度予算におきましては特別の措置をいたしております。また昨年は非常な冷害がございましたので、これに対する試験研究関係を充実して行く必要があるということで、特に昨年の臨時国会におきましてはこのための試験研究機関の充実をはかつたわけでございます。従つてまた今回の行政整理におきましても、人的に申しましてもこれらの部面に……

第19回国会 農林委員会 第2号(1953/12/11、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 本日は米価審議会に大臣が呼ばれておりますし、また水産委員会でお呼出しがございまして、大臣が出席できませんので、まことに申しわけない次第でございますが、本日本委員会におきまして御審議中の、今回の生糸に対する消費税の課税の問題につきまして、ただいままで打合せをいたし、政府としての見解を、本委員会において表明いたすべく、ただいま参つた次第でございますが、ちようどただいま御決議があつたそうでございますが、政府といたしましては、今回税制調査会の答申にかかる生糸に対する消費税の新設が、御指摘の通り養蚕農家に転嫁され、増産を阻害するというおそれがありますならば、もとより重大な問題でございます……

第19回国会 農林委員会 第5号(1954/01/11、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 衆議院の農林委員会におかれましては、自然休会中の本日特に本委員会をお開きになりまして、ただいまの決議案を満場一致をもつて可決せられましたことにつきましては、衷心より敬意を表する次第でございます。実は農林大臣が出席をいたしまして政府の決意を表明すべきでございますが、本日十時から大蔵大臣と予算の折衝をいたしておりまして、なお引続き進行中でございますので、まことに申訳ない次第でございますが、私からかわりまして所信を表明いたしたいと存ずる次第でございます。  今回の大蔵省の原案は、先ほど川俣委員からお話がございましたように、農林省は何をしておつたかというおしかりでございまして、まことに……

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/02/19、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 大蔵省が政府部内の支配権を持つているのではないかというような御趣旨のお尋ねでございますが、もちろんこれはすべて政府全体の責任においてやつていることでありまして、別段大蔵省に政府全体が押えられているというようなことはございません。しかしながら事務的に申し上げますと、そういうような傾向もないとは言えないのでありまして、率直に申し上げますならば、たとえば予算の編成につきましても、当初大蔵省の原案が発表されまして、これが政府案であるかのごとく誤解を招いた点もありますが、最終的に政府が国会に提出しましたものは、大蔵省の原案とははなはだしく違つたものでありまして、従つてその間におきましては……

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま提案せられました農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明いたします。  農林漁業の生産力を維持増進するために必要な長期かつ低利の資金を融通する機関としての農林漁業金融公庫は、昨年四月一日その業務を開始して以来一年、その間土地改良事業を中心に各業種に対し相当の貸付成績をあげて参りましたが、このほか新たに漁船建造資金の貸付を始め、さらに二十八年春の凍霜害及び冷害等の災害に際しても時宜に応じて融資を行つて参つた次第であります。  二十九年度における同公庫の貸付計画は、別に予算案に計上いたしました通り、総額二百二十五億円を予定しており、これに見合う資金源とい……

第19回国会 農林委員会 第16号(1954/03/03、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 農産物検査法の一部を改正する法律案につきまして提案理由を御説明申し上げます。  御承知の通り農産物検査法に基く検査においては、政府に売渡しする米穀第一部のものの検査の場合を除いては、所定の検査手数料を徴収することになつており、その手数料は、収入印紙を検査請求書に貼付して納付せしめる定めになつているのであります。  しかるに農産物検査法の施行以来二年有半の経過にかんがみまするに、この方法によるときは、受検者に対して不便が多く、かつ、検査手数料収入の確保上にも制度的に多少の欠陥のあることが認められるのであります。  なお、現行の農産物検査法においては、検査済み品に対して封緘としての……

第19回国会 農林委員会 第18号(1954/03/10、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 先ほど来の足鹿委員の御意見並びに御質疑に対しまして、全般的な立場からお答えを申し上げたいと思います。政府の農林金融に対する熱意につきましては、全力をあげて努力をいたしておるつもりでございます。特にこの中心は金融の総わくを確保するということ並びに金利の低下をはかるということにあるわけであります。もとよりこれは多々ますます弁ずるわけでありますが、本年度は一兆円の緊縮予算の建前から、一般会計の分を相当減少いたしましたけれども、預金部資金の方の活用によりまして、所要量を確保することにいたしておるわけでございます。金利の低下につきましては、これはもう全般的に低下をはかるという政府の基本方……

第19回国会 農林委員会 第19号(1954/03/12、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 お話のように、日本の農業が遅れておると申しまするか、これは日本の農業は土地の状況が極端な零細農の形になつておりますために、ある程度制約されておるわけでありますが、従つてアメリカの農業のように近代的な経営が困難である、こういう事情にありますので、何としても日本の農業をさらに近代的に発展させる必要があるということにつきましては、御意見の通りと存じます。そのために農林漁業金融公庫の資金が少額に過ぎるのではないかということでございますが、これはお話の通りでありまして、政府といたしましては、極力これの拡充強化に努力をいたしておるわけであります。九十五億というお話でありましたけれども、これ……

第19回国会 農林委員会 第21号(1954/03/18、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 その点のお話でございますが、昨年の十一月ごろ御指摘の通り相当量のものを繰上げ輸入をするという考えがありまして、その通り実施をいたしますならば、かような高騰を来さなかつたじやないかということは考えられます。従つて政府の見通しについて、若干甘かつた点があるということは反省いたしておる次第でございます。今後こういうことのないように十分注意をいたしまして善処いたしたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 砂糖の対策の緊急でありますことは、河野委員の御指摘の通りであると考えておる次第であります。従いましてただいまできる限りすみやかに政府の措置を明らかにするために努力を……

第19回国会 農林委員会 第22号(1954/03/19、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 検定協会につきましては、実はあまりよく承知いたしておりませんが、これはもちろん法律に基くものではないと思いますが、業務の運営の円滑を期するためにいろいろ方法を講ずる必要があるわけであります。その一部として適当にこういうことをやつておると思いますが、これの運営につきましては十分監督をいたしまして、適正を期したいと思つております。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、これは法律は基ものでないのでありまして(「ないからいかぬ」と呼ぶ者あり)ないけれども、やはり行政の運用上必要なるものについては適当な処置をとるということはあり得るわけでございまして、そういう趣旨でやつておると存じ……

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/03/24、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま議題となりました保安林整備臨時措置法案の提案理由を御説明申し上げます。  昨年の西日本の大水害や南畿の大水害等は申すに及ばず、近時異常な大災害が頻発しているのでありますが、これには、戦中戦後を通じての森林の濫伐過伐がその発生または拡大の誘因の一つとなつていることは周知の通りであります。従いまして災害を未然に防止しあるいはその被害を軽度にとどめまするには、まづ水の流れ出て来る水源山地の森林を造成し、その森林を国土保全の目的から適正に管理することが必要不可欠の条件であります。この意味におきまして、昨年七月内閣に設けられました治山治水対策協議会が、従来の治山治水に関する諸施策……

第19回国会 農林委員会 第24号(1954/03/31、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま上程せられました日本中央競馬会法案を提案いたすにあたりまして、その理由を御説明いたします。  わが国におきまして競馬が行われるようになりましたのは、相当古くからのことでありますが、いわゆる馬券の発売を公認した競馬は大正十二年に競馬法が制定されて以来のことでありまして、当初は、民法上の公益法人である競馬倶楽部が全国に十一を限り認められまして、おのおの十一競馬場において競馬を施行しておつたのであります。その後昭和十一年に法律の改正によりまして、全国一本の特別法人たる日本競馬会に統合いたしまして、競馬は一層の発展を見たのであります。戦争中は一時競馬を中止するのやむなきに至りま……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 保安林の整備につきましては、森林法によつて基本計画を立て、これの完成を意図して進んでいるわけでございますが、今回御審議を願う法律案は、それともちろん関連はいたしておりますけれども、一応臨時措置として、こうした計画の中において、約十万町歩程度の、特に荒廃に瀕するおそれのあるようなものを買い上げて参ろう、こう思つているわけであります。従つて基本計画の一環ではございますがこの臨時措置によつて、全般が解決し得るというふうには考えておらぬので、ただ全般の基本態勢の確立への一つの効果を発揮するものである、こういう意味でやつているわけでございまして、その点御了承いただきたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第27号(1954/04/07、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま外務政務次官から申し上げました通り、根本的には何らこれは問題はないと存じます。先般岡崎外務大臣が申しましたことも、これは先ほど足鹿委員の御指摘になりました本年度の予算においても明瞭でありますように、国内募集等の経費については大蔵省自身が農林省に予算をつけておるくらいでありますから、政府としては当然この国内事務については農林省でやることも認めておる。従つてまた外務省もそれを外務省でやらなければならぬということを言つておるのではないということで、この点は問題はないと存ずるわけでございます。ただごく末端の事務的な面において若干の微妙な感があるわけでございまして、この点をただい……

第19回国会 農林委員会 第31号(1954/04/16、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま議題となりました農林省設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  長野営林局は、林野庁の地方支分部局として長野県西筑摩郡福島町に所在し、長野県一円及び新潟、岐阜両県の一部を管轄し、国有林野三十五万八千ヘクタール及び公有林野官行造林地二万八千ヘクタールを管理経営いたしているのでありますが、これを本年度中に長野市に移転するというのが、この法案の趣旨であります。  長野営林局が現所在地に設置されました沿革は、昭和二十二年の林政統一、国有林野事業特別会計発足にあたり、当時の時間的制約及び資材経費不足等の事情を勘案してひとまず福島町の元帝室林野局支局の建物を使……

第19回国会 農林委員会 第32号(1954/04/17、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま委員長から御報告になりました酪農振興法案の提案理由を御説明申し上げます。  食糧の増産をはかり、その自給度の向上をはかることがわが国経済自立のための基本的な要件でありますが、このため、食生活を合理化して米食偏重から脱却するとともに現在の農業経営方式を養畜特に乳牛を取り入れたいわゆる有畜農業経営に改善することが、きわめて有効適切な方策でありますことはいまさら多言を要しないところであります。  幸いここ数年間における酪農の発達は顕著なものがあり、乳牛頭数において三十数万頭、牛乳生産高において三百五十万石を越えるに至つているのでありまして、牛乳、乳製品に対する需要も旺盛をきわ……

第19回国会 農林委員会 第35号(1954/04/26、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 この点はもちろん政府といたしましては、できるだけ外国からの輸入を避けて国内産をもつてやつて参りたい、こういう趣旨のもとにあらゆる努力を傾注いたしておるわけでありまして、今回御審議を願いまする本法案もその趣旨に出たものでございます。予算的にはすでに御審議を賜わりましたあの内容をもつて進むわけであります。もちろんこれは十分ではございませんが、これをもつてできるだけ進めて参る、しかしながら急速にその目標を達成するというわけには参らぬわけでございますから、漸進的にその目的達成に進んで行く、こういうことで極力努力をするということで御了承を願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/04/28、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 農林省がこの種審議会に国会議員を敬遠するというようなことは、かつて私は考えたこともございませんし、そういうことを聞いたこともございません。現に米価審議会も国会議員を入れるという法律になつてはおらぬわけでございまして、学識経験者という資格で国会議員の方々に御審議をお願いいたしておるわけでございます。特に足鹿委員も御迷惑ながらお願いいたしておるわけでございまして、しかもきわめて熱心に御審議をいただいておりますので、政府といたしましては非常に資するところがあり、感謝いたしておるところでございます。従いまして、米価審議会の方につきましても、ただいま麦価の問題が目前に控えておりますので、……

第19回国会 農林委員会 第39号(1954/05/07、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 さようとりはからいたいと存じます。
【次の発言】 まとまり次第、できるだけすみやかに御要望に沿いたいと思います。
【次の発言】 この問題は実は率直に申し上げますと、私どもも同じ意見を当初持つておりましたので、閣議におきましても、農林省だけの同意を得ないがために今日まで提出が遅れておつたのであります。われわれとしては、今川俣委員の御指摘の通り、今回のこの法律を出せばこれで十分に目的を達成し得る、これをさらに懲役に処するというような厳罰規定を設けるということはいささか行き過ぎではないか、災害復旧については、決算委員会におきまして会計検査院の批難事項が今いろいろ論議の対象になつており……

第19回国会 農林委員会 第41号(1954/05/12、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 お話の通り、本法の活用によりまして、酪農の生産が増大いたしましても、消費の方がこれに伴つて増進しなければ、かえつて乳価の暴落を来し、逆に農村に酪農地獄を起すようなことになるわけであります。従つて本法と並行いたしまして、酪農の消費の増進政策をとらなければならぬわけでございます。これにつきましては、政府としては一大決意をもちまして進む考えを持つておるわけでございますが、これは何としても国民の食生活改善そのものに基盤があるわけでありますので、この点に留意をしなければならないわけでございます。お話の通り、ただいま文部省並びに厚生省と密接なる連絡をとりまして、食生活改善の一大運動を展開い……

第19回国会 農林委員会 第42号(1954/05/13、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 芳賀委員のお尋ねでございますが、政府といたしましては、この農業団体の問題につきましては、現段においてはさきに提出をいたしました法案のようなものが一応妥当であろう、こういうことで御審議を願つておつたのでございますが、前々国会以来これが非常に難航をきわめまして、遂に前国会におきましては審議未了となつたわけでございます。これは政府の出しました法案にいろいろ御議論があるということの結果でございますが、しからばと申しまして、この国会に臨みまして、この農業団体の帰趨が宙ぶらりんの状態でおるということは好ましからざることでございますし、ことに近く現行法に基きますところの農業委員の改選というこ……

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 政府提出であろうと議員提出であろうといずれによらず、法律として成立いたします以上は、まつたく同一の権威を持つわけでありますので、政府といたしましては、本法案が成立いたしますならば、その法の命ずる通り、忠実にこれを行うという以外にないわけであります。従いましてこの法の解釈等につきましては、提案者の方々の御意見というものが、すなわち法律の精神でございますから、今後政府といたしましては、提案者の御意見を速記録等をよく調べまして、それを忠実に施行するように努めたいと思つております。
【次の発言】 政府といたしましては、本法案が成立いたしますならば、この法の示すところに従つて忠実に実行す……

第19回国会 農林委員会 第50号(1954/05/25、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 有価証券等の運用に関する点でございますが、これは政府関係の機関等で利用することはどうか、こういうお尋ねと存じますけれども、趣旨といたしましては少しもさしつかえないと考えるものであります。ただ従来の競馬運営の面から申しまして、相当研究を要する事項だと考えますが、こういうふうにすることが競馬会のためにもまた政府としても適当であるという場合におきましては、好ましいことと思うわけでありまして、十分研究をいたしたいと存じます。
【次の発言】 たとえばお話は、農林中金に預託をして畜産資金の方にまわす、こういうような場合をさすかと存ずるのでありますが、これは非常に好ましいことでございまして、……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/05/28、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま上程せられました繭糸価格安定法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明いたします。  繭糸価格安定法が制定されまして以後の問題点を検討いたしますのに、まず第一にあげなければならないのは糸価がいわゆる安定帯価格を突き破つた場合の措置が不備であることでありまして、禁止価格制度の行き詰まりもまさにこれに起因すると申さねばなりません。御承知のように、政府は、最低価格で生糸を買入れ、最高価格でその保有する生糸を売り渡すことによつて糸価を安定帯価格の範囲内に入れ、これによつて輸出の振興と蚕糸の経営の安定をはかるというのが法の目的となつております。  しかるに政府は手持の生糸を全然……

第19回国会 農林委員会 第58号(1954/06/10、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいまの御指摘の通り緊縮予算の折からでございまするが、ただいま御提案になりました茨城県その他に起こりました農村の被害につきましては、この法律が成立いたしますならば、すでに成立を見ております四月、五月の法律と同様の措置を講ずるように最善の努力をいたしたいと思います。
【次の発言】 今の東北各地に起きました被害は、まだ公式には報告を受けておらぬわけでございますが、相当甚大なのではないかというふうに考えまして、農林省といたしましては、さつそく調査班を派遣するなりその他の方法をとりまして、的確な状況を確保するように努力いたしたいと思います。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 水産関係におきまして地方における各種の紛争がございまして、これに対しては国が責任を持つて調整をはかるということが必要でありますことは、まつたくお話の通りでございます。こういう趣旨から、政府におきましても、これらの法案を今まで幾多提出をし、また国会におかれましても、同様の御趣旨によりまして、いろいろな法的措置ができておるわけでございます。この基本方針に関しましては、政府としては何ら考えがかわつておるわけではございませんで、将来にわたりましても従来の方針を堅持して参る、こういうことに微動もいたしておるわけではございませんが、ただ、今回この法律案を出しましたのは、若干地方の意思を反映……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第9号(1954/03/22、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 お話の通り、農業改良普及員の活躍は近年目ざましいものがあり、特に今回の冷害対策においてその功績が顕著に現われたということは、まつたく認めるところでございます。これは、川俣委員の御指摘の通り、特にわれわれ農林関係の者としては、今度の冷害においてひとしおこの点を痛感いたしたわけで、そういう意味から、今回行政整理ということをやりましても、この農業改良普及員には一切手をつけない、むしろ増員するという政府の意図を明らかにしており、今回の予算の修正にあたりましても、これは生活改善普及員の方でありますが、現実に増員ということが現われたようなわけで、その点につきましては、政府としては十分認識を……


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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1953/08/03、26期、自由党)【議会役職】

○平野委員長代理 速記を始めてください。この際議事進行に関して川俣委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいまの川俣君からの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは動議の通り決しました。  暫時休憩いたします。     午後二時五十八分休憩


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 本協定を締結いたしますにあたつては、農林当局としても十分研究を遂げて、日本のために適当という信念を持つて締結をいたしたような次第でございます。お話の日本の食糧事情としては、でき得る限り自給度を高めたい、こういうことで御承知の通り食糧増産計画を進めておるわけでございます。しかしながら外国からの輸入もはからなければ、食糧事情が安定しないという実情にありますために、輸入することは今日必要やむを得ざるところでございます。しかもそのうちでこれを輸入いたしますについては、この協定に基く分は非常に有利な条件になつておりますので、どのみち輸入をいたさなければならないとすれば、この方法をもつて行……

第19回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/03/27、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 お話の通り、農林省は各地方に足場を持ちまして、そして国民としつくり結びついて仕事を進めて行く、こういう関係でございますので、できるだけ現陣容を確保して進めたいと念願しているわけであります。ただいま今回の整理の程度は農林省が一番多いというようなお話でございますが、必ずしもそうではないわけでございまして、今回の整理のほぼ平均をちよつと上まわつているという程度でありますので、この程度のことでは農林省としては、十分に責任を果し得ると考えている次第でございます。
【次の発言】 今回の行政整理は、率直に申し上げますと、先ほども御意見がございましたように、行政機構の改革と相まつて行わるべきも……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第2号(1953/12/19、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいま足鹿委員からお尋ねの、中共向けの硫安の輸出につきましては、先般通産委員会におきましても御要望がございまして、特に帆足委員からのお尋ねもございまして、当時お答えを申し上げた次第でございますが、本日のこの肥料小委員会におきましても、あらかじめそのお話も伺つておりましたので、昨日来農林大臣とも種々打合せをいたしまして、私大臣にかわりまして本日出て参つたような次第でございます。  中共貿易の輸出促進の必要なることにつきましては、政府としては、まつたく足鹿委員その他の方々と同感でありまして、特に私も議員といたしましては、中共貿易促進議員連盟の一員ででもあり、先般中共の視察に際しま……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/03/22、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 今回の制度の改正によりまして、農業改良普及事業が後退するおそれはないか、こういう御趣旨と存じまするが、これは要するに各地方の認識の問題でございまして、当初三分の二という高率の補助制度をとりましたことは、やはり中央が力をいたさなければなかなかやらない、こういうことであつたわけでありまするが、相当時日もたちまして、この普及事業の重要性も地方に認識せられましたから、やはり地方も相当これに協力してやつてもらう、こういう趣旨で今回制度の改正を行うわけであります。従つて要は地方々々の認識いかんにかかつているわけで、ただいま大蔵省の方からお話がありましたような、非常な認識があつて、県費を多額……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1954/02/27、26期、自由党)【政府役職】

○平野政府委員 ただいまのお話でございますが、これは事務的な問題でないのでありますから私からお答え申し上げます。川俣委員のお話は、昨日大臣の、今回減収加算の決定にあたつて豊凶系数というものを取上げることは、豊作農民のみに利益をもたらし、凶作農民に何ら恩典がないのであつて、従つてその点はいかがと思うというような発言があつたことに関連して、ただいまのような御意見が出るものと思います。その点はまつたく私も同感でありまして、従つて大臣もそういうようなことがあるから分散度を入れた、こういう意味ではないのであります。大臣の感想として、豊凶系数が凶作農家のために直接利益にならないことがあるということを言うた……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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